回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
辻産業株式会社
| 事業者名 | 辻産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 田尻町 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1970年 |
辻産業はふすまやアルミ室内建具などの住宅用建具を製造・販売し、リフォーム業者、マンション施工業者、工務店、ハウスメーカーなどを主な取引先としている。昭和45年の創業以来ふすまを手がけ、量産化で国内最大手のふすまメーカーになったが、平成20年秋のリーマン・ショック以降ふすまの需要が急速に縮小した。そのため、ふすまに代わる商品としてアルミ室内建具に力を入れ始めた。
抱えていた課題
やったこと
補助事業では、3次元NC加工機を新たに導入し、切削によるフレーム加工で形状の自由度を高めた。この加工機を生かして、インテリア引き戸「Raiki−雷切−」の新商品の開発に成功した。今後は新デザインの商品開発を続け、生産効率を高める体制を築いた。
| 加工機 | 3次元NC加工機 |
|---|
新しい製品・サービス:インテリア引き戸「Raiki−雷切−」
3次元NC加工機の導入により、切削でフレームをつくれるようになり、形状の自由度が高まって商品のデザインの選択肢が増えた。その結果、インテリア引き戸「Raiki−雷切−」の新商品の開発に成功した。今後は新デザインの商品開発を続け、生産効率を高めるのに必要な体制を築いたとされる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のふすま製造から建具開発へ展開した経緯が書かれ、一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
デザイン・材料設計・加工の三つを一気通貫で把握できる強みや、国内同系統のライバルがいないことが具体的に書かれている。
ふすま需要縮小という課題を認識しアルミ室内建具へ移ったと書かれ、3次元NC加工機で生産量を伸ばす方針が示されるが、数値目標は薄い。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。年間12万枚の供給実績はあるが将来の目標は読み取れない。
社員に役職を設けず部署の垣根をなくし、何でも首を突っ込める人材育成に取り組むと書かれているが、補助事業の遂行体制の詳細は薄い。
国内外の衣装スタジオや高級ホテルの内装実績、こだわりデザインで高い評価を得ている点など、選ばれる理由が具体的に書かれている。
新商品開発の成功と今後の生産効率向上は触れられているが、遂行スケジュールや課題解決方法の記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
ふすまと比べ付加価値の高いガラス・ファブリック・レザー等の建具を開発し、デザイン性で高評価を得ている点が書かれている。
地域の雇用創出や経済波及効果の記述はなく、隣接市場開拓の方針がうかがえる程度にとどまる。
補助金額や付加価値額増加などの費用対効果の数値は書かれておらず、生産性向上がわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは読み取れません。
ふすま需要縮小を受けアルミ室内建具へ転換した経緯はうかがえるが、成長分野への構造転換としての記述は弱い。
大阪府田尻町の本社工場などの立地と木質商品製作は書かれるが、地域の経済成長を牽引する具体的な効果は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は住宅の洋室化や商品の多様化がさらに進み、照明機器やじゅうたん、カーテンなど室内空間を構成するすべてを隣接市場として検討し、開拓を目指す。
「最終形の妥協がない」商品開発ができる。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
平成27年1月に新型タレットパンチプレス(タレパン)を1台導入した。
効果:加工可能サイズ(長辺) 1,829mm→2,438mm