ものづくり補助金平成25年度製造業大阪府

YAGレーザー溶接機の導入により、溶接品質の向上を目指す

株式会社エイトテック

この事例のポイント

  • 溶接時のゆがみや焼けで品質維持が難しく、溶接技能の熟練度の差によって溶接品質が左右されていた。
  • 顧客が要求する溶接品質を維持するため、YAGレーザー溶接機を導入した。
  • YAGレーザー溶接機の導入により、溶接時のゆがみや焼けの手直しがほとんど不要になり、溶接経験の少ない作業者でも扱えるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社エイトテック
所在地大阪府
業種金属製品製造業
技術分野精密加工,接合・実装
設立1989年

事業の背景

創業以来30年培った加工技術と多品種少量に対応する設備を強みに、大手企業からの受注が多い。板金加工と試作品製作を主力とし、個人向け事業としてアクセサリーや工芸品、一般向け製品にも参入して成長軌道に乗りつつある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度溶接時のゆがみや焼けで品質維持が難しく、溶接技能の熟練度の差によって溶接品質が左右されていた。
  • 人手・技能溶接技能の熟練度の差による溶接品質の良し悪しが問題になっていた。

やったこと

顧客が要求する溶接品質を維持するため、YAGレーザー溶接機を導入した。レーザートーチ先端をワークに接触させて使うため、ゆがみ取りや焼け取りはほとんど必要なくなった。溶接経験の少ない作業者でも比較的簡単に使えるようになり、ステンレスや鉄の溶接が従来設備では難しかった0.5mm級の薄板でも溶接が可能になった。

事業の効果

YAGレーザー溶接機の導入により、溶接時のゆがみや焼けの手直しがほとんど不要になり、溶接経験の少ない作業者でも扱えるようになった。ステンレスや鉄の0.5mm級の薄板溶接も可能になり、品質重視の対応で信頼を得て リピート注文につながっている。今後は部品受注の拡大とBtoCのアイデア製品の拡充を期待されている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業から30年の加工技術と多様な機械設備を強みとし、個人向け事業へ参入した経緯が書かれている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    多品種少量対応や顧客からの多様な要求に応える強みは読み取れるが、市場動向との関係は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    溶接品質のばらつきという課題とYAGレーザー溶接機導入は書かれているが、事業計画としての成長見通しは示されていない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制3

    創業30年の技術者と多様な機械を保有し、溶接経験の少ない作業者でも使える点が書かれている。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    多品種少量対応や薄板から2メートル超まで対応する点、石けんカッター等の顧客向け製品が書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    YAGレーザー溶接機の導入は書かれているが、中長期の検証や遂行スケジュールは記載されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    ステンレスや鉄の0.5mm級薄板の溶接が可能になったと書かれているが、高付加価値化の水準は示されていない。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    地元イベントでの板金工作教室への協力が書かれているが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    レーザー溶接機の導入は書かれているが、デジタル技術や新しいビジネスモデルとしての説明は乏しい。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    地域の工房として板金工作教室に協力する点がうかがえるが、地域経済を牽引する記述は少ない。

今後の展望

今後の部品受注の拡大とBtoCのアイデア製品拡充が期待される。

事業者の声

品質重視で納期を守った対応を続けていけば信頼してもらえて、リピートの注文がある

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。