回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社デンタル・ベア
成果加工能力 1倍→3倍
| 事業者名 | 株式会社デンタル・ベア |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 松原市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 従業員数 | 4人 |
| 資本金 | 9,900万円 |
株式会社デンタル・ベアは大阪府松原市の歯科技工所で、主力製品は歯科用冠である。主な取引先は歯科技工所である。歯科技工分野は新卒採用しても3年で7割の社員が他業界へ移ってしまう状況にある。保険医療の適用範囲は今後さらに拡大する見込みがある。
抱えていた課題
やったこと
歯科用のCAD/CAM機を導入し、ジルコニアセラミック素材への精密加工など、ハイブリッドレジンブロック素材を含む歯科用冠の高精度加工に幅広く対応できる体制を整えた。CAD/CAM設備を持たない他の技工所から、対応が難しいデジタル加工部分の作業を受託している。この体制により他の技工所の技術を補完し、業界全体の底上げを図っている。
| 加工機 | 歯科用CAD/CAM機 |
|---|---|
| 加工機 | シンタリングファーネス |
新しい製品・サービス:ジルコニアセラミック素材による歯科用冠の高精度加工
歯科用CAD/CAM機の導入により、ジルコニアセラミックなど多様な素材への高精度なデジタル加工に対応できるようになった。加工能力は約3倍に向上し、他の技工所との連携も強まっている。他の技工所の受注を補完することで、業界全体の底上げにつながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成25年度の補助事業で歯科用CAD/CAM機を導入しデジタル加工を高度化したとあり、過去の取組の延長線は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
他の技工所は設備不足で受注できなかったデジタル加工部分を同社が請け負い、大手に対抗すると書かれており、強みと外部環境の関係が読み取れる。
課題として手作業中心、小規模で受注に限界があることが示され、CAD/CAM導入で対応する流れは読めるが、高付加価値化の数値計画は書かれていない。
加工能力が約3倍に向上したという具体的成果が示されており、付加価値向上の実績は読み取れるが、目標値と賃上げの明示はない。
従業員4名で小規模とあり、体制の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力について具体的な記述はわずかにうかがえる程度。
ジルコニアセラミックなど高精度加工の需要拡大に応えると書かれ、顧客は歯科技工所とあるが、ターゲットの整理や選ばれる理由は具体性が薄い。
今後の保険適用拡大を背景に、加工効率向上の設備導入や技工所間ネットワーク強化を進めるとの方向性は示されているが、スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
ジルコニアセラミックや審美性へのニーズ拡大が述べられ、高精度加工の差別化は読めるが、市場の普及度や高価格化の数値は示されていない。
歯科技工分野の人材流出や後継者不足、業界全体の底上げへの貢献が具体的に書かれ、国が支える社会的意義は読み取れる。
加工能力が約3倍に向上したという成果はあるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
CAD/CAMによるデジタル加工を技工所間で連携させ技術を補完する仕組みが示され、業界のサプライチェーン改善に貢献する内容が読み取れる。
デジタル加工による歯科技工の高度化は読めるが、日本経済の構造転換への寄与は明示されておらずわずかにうかがえる程度。
松原市の事業所で地域の熟練技工士の有効活用を目的とすると書かれているが、雇用創出や地域成長への数値的な効果は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
保険医療の対象拡大を視野に、加工効率のさらなる向上に加え、技工所間のネットワーク強化による技術の相互補完などに取り組む考えである。
歯科技工分野は、新卒採用しても3年で7割の社員が他の業界へ移ってしまうのが現状。また、技術者の高齢化と後継者不足といった課題もある。これらの課題に立ち向かうため、機械化拡充やテレワーク活用などによる職場環境の改善にも力を入れる
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
火入れ機と連結し、熱酒をそのまま自動で充填・打栓する設備一式を導入した。
効果:タンク1本(1,300ℓ)の充填時間 2時間→1.3時間
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。