新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
髙井ニット株式会社
| 事業者名 | 髙井ニット株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 大和高田市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1967年 |
当社は創業101年の横編みニット専門メーカーで、大手企業のOEM生産を主力として事業を展開してきた。既製品ニットを購入した顧客から袖幅を広げたいという注文を受けたことをきっかけに、個々のニーズに応じたバイオーダー生産を計画した。高級老人ホームや東京ビッグサイトの展示会でヒアリングを行ったところ、好みの素材、カラー、寸法を直接選べることに魅力を感じる消費者は非常に多く、バイオーダーシステムは多くの消費者が求めるシステムだと確信した。
抱えていた課題
やったこと
顧客がネットショップからデザインシステムにアクセスし、3D映像サンプルでデザインを検討できる仕組みを構築した。質感まで伝わる3D映像を見て顧客がデザインを決定できるため、サンプル試作・補正工程の手間を大幅に削減できる。デザインが決定したデータはデザインシステムと連動するコンピュータ横編機に送られ、ニットを生産して顧客に納品する。
| 加工機 | コンピュータ横編機 |
|---|---|
| ソフト | デザインシステム(3D映像サンプル提示) |
新しい製品・サービス:オリジナルブランド『COTOYUI』の完全受注生産によるバイオーダーニット製造サービス。
3D映像サンプルにより顧客がデザインを確定できるため、サンプル試作と補正工程の手間を大幅に削減できる。デザインデータを横編機に直接連動させて生産から納品までを一貫して行える。補助事業分野の年間売上は1年目250万円、3年目750万円、5年目1,500万円を目標としている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業101年の横編みニット専門で、OEMでは素材ノウハウを活かせないという経緯から自社ブランドへ展開した流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
オーガニック素材や完全受注生産の『COTOYUI』、3D映像によるデザイン検討など強みは具体的。市場調査で消費者の期待を確認したとあるが、競争環境の数値は示されていない。
OEM依存で素材ノウハウが活かせない課題を明示し、バイオーダーへの転換で解決を図る構図は読み取れる。ただし課題の数値分析までは書かれていない。
補助事業分野の年間売上を1年目250万円、3年目750万円、5年目1,500万円と具体的な目標値で示している。付加価値や賃上げの目標は書かれていない。
従業員11名、創業101年とあるが、補助事業を遂行する人員配置や事務処理体制についての記載はほぼない。
顧客は好みの素材・カラー・寸法を選びたい消費者で、高級老人ホーム等での市場調査により需要の裏付けを示している。
自社ネットショップでの運営と売上目標の段階は書かれているが、スケジュールや課題解決の具体的な方法は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
完全受注生産で、天然素材等の高品質素材に特化し高付加価値化を図る方向性が示されている。
地域の伝統や奈良の産業に触れてはいるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。
補助金額や付加価値増加の数値は書かれておらず、費用対効果はうかがえる程度にとどまる。
デザインシステムとコンピュータ横編機の連動で、サンプル試作・補正工程を削減する点は示されている。サプライチェーン全体への貢献までは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
奈良の古都で創業し、地域のものづくりを担う姿勢は読み取れるが、地域経済の成長への具体的な寄与は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
補助事業の結果、市場調査により購買層の裾野を広げ、天然素材など高品質素材に特化した消費者の要望に応えるバイオーダーシステムを構築し、自社ネットショップで運営する計画である。
本物を奈良から世界へ
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
3次元設計CADを導入し、疑似曲面(多面体)による設計の簡易化とスピーディな設計対応を実証するため、試作船を建造した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。