無人搬送ロボットを活用した工場内物流システム改革と人手不足解消
倉庫業務は昼間に製品の出荷と資材の受入れ・入庫を行い、夜間に生産された製品のパレット積み収納と生産機械への資材投入を行っている。
効果:倉庫業務の人数 4名→2名
株式会社電研端子製作所
成果生産性 100%→130%
| 事業者名 | 株式会社電研端子製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 生駒市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 60人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1970年 |
当社の主力製品である電子部品用リードピンは、国内家電メーカーの海外進出により需要が減少してきた。そのため電子機器市場以外の第2の市場への進出が急務となっていた。医療機器業界は多品種小ロット生産だが製品は高付加価値で需要も安定しており、高度な精密部品の要求が高まると予想されるため、当社の技術が発揮できる市場と判断された。
抱えていた課題
やったこと
医療用内視鏡部品の開発を手掛かりに医療機器市場への参入を図った。新規CNC旋盤を導入し、既存NC旋盤では加工できなかった品種も含め、40種のプロトタイプを1台で全ての加工ができるようにした。これにより別機械での追加作業が不要となり、機械変更に伴うトラブルも防止できた。受注予定40種について、プロトタイプ製作とコスト評価、最適加工プログラミング及び作業標準書を作成した。海外拠点では日本から主任技術者を派遣し、現地でOJTによる技能育成を行い、当初予定の11週間を2週間短縮した。
| 加工機 | 新規CNC旋盤(CNC自動旋盤) |
|---|
新しい製品・サービス:医療用内視鏡部品のプロトタイプ
CNC自動旋盤の導入により従来機比30%の生産性向上を実現し、図面上のシミュレーションと一試作加工によりコスト低減が可能となった。昨年導入した在庫管理システムと組み合わせて短納期での生産も実現した。医療分野では事業者の仕様・要望を満たせるようになり、従来の事業に加えて医療系の分野へ新たに進出できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の電子部品事業から医療機器市場へ進出する方針が示され、リードピン需要減への対応という経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
国内家電メーカーの海外進出による需要減と、医療機器の高付加価値・精密部品需要という外部環境に、自社の技術力を対応させる点が具体的に書かれている。
既存NC旋盤では加工できない品種があるという課題に対し、新CNC旋盤導入で従来機比30%の生産性向上を実現したと具体的な数字が示されている。
従来機比30%の生産性向上や当初11週間を2週間短縮した事実はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
主任技術者を日本から海外拠点へ派遣しOJTを実施した体制は書かれているが、人材数や事務処理体制の詳細は薄い。
医療機器分野で高付加価値・安定需要が見込めることや、40種のプロトタイプ製作という顧客要求は書かれているが、顧客ターゲットの整理は簡潔。
受注予定40種の加工プログラミング作成、今後の東南アジア展開や生産転用といった段階的な方針は書かれているが、スケジュールの詳細は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
医療機器の多品種小ロットで高付加価値・高価格化を図る点が示され、電子部品業界と比べた需要の安定性も説明されている。
医療技術の高度化や海外流出への対応という社会的背景はうかがえるが、国が補助する積極的理由や波及効果は具体的に書かれていない。
生産性30%向上や短納期対応といった効果は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数字は示されていない。
POS利用の在庫管理システムとCNC旋盤の組み合わせという取組はあるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は薄い。
医療分野という成長分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換に資するとの記述は乏しい。
奈良県生駒市の企業である点以外、地域特性を活かした雇用や地域経済成長への言及はわずかにうかがえる程度である。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
確立した加工技術を活かし、日本本社とタイの現地法人を拠点に東南アジアを中心とした新規顧客を開拓する。取得した機械を生産転用し、内視鏡以外の医療分野の案件を獲得して生産・販売を目指す。また、本事業で習得した加工技術を難切削材の極微細加工へ展開している。
倉庫業務は昼間に製品の出荷と資材の受入れ・入庫を行い、夜間に生産された製品のパレット積み収納と生産機械への資材投入を行っている。
効果:倉庫業務の人数 4名→2名
羽柄材を加工する高速羽柄三次元切断機を導入した。
効果:筋違い加工の所要時間 4時間→3.25時間
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分