回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ヤマト容器
成果リードタイム 100%→30%
| 事業者名 | 株式会社ヤマト容器 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 橿原市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 設立 | 2008年 |
当社は平成20年設立で、全国に15社程あるとされる園芸用トレー等のメーカーの中では後発にあたる。近畿圏内の園芸用トレーの販売シェアは約1/4を占めている。ペレット化前の微粉砕樹脂である低価値樹脂を使い、保有設備を改造して材料コストを下げ、他社より安い価格で製品を販売してきた。本事業では、さらなる生産効率向上のため射出成型機を更新する。
抱えていた課題
やったこと
既存の射出成型機を更新し、同時に自社ノウハウによる徹底的な改造を施した。金型設計では、射出成型機のセオリーにとらわれず、金型のタブーな要素を有効活用した。材料樹脂の溶融、成形、冷却の各工程で問題が生じる箇所に独自の改造を行った。これにより、低価値樹脂を効率よく使用できる自社製品専用機に近い設備とした。
| 加工機 | 射出成型機 |
|---|
改造により材料樹脂の対応種類は限られ機械の汎用性は下がったが、自社製品の製造における専門性は飛躍的に向上した。汎用機で製造した場合の3〜5割程度のリードタイムが実現した。低価値樹脂を使い続けられるため、低価格での製品供給力も維持できている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成20年設立以来、低価値樹脂の利用を自社ノウハウで改造してきた経緯が書かれ、これまでの取組との一貫性がうかがえる。
近畿の園芸用トレー販売シェア約1/4や、他社にない低価値樹脂活用による安価な供給が具体的に書かれ、優位性が読み取れる。
原料異物による射出時の詰まりや樹脂物性低下という課題は認識されているが、高付加価値化や成長の数値計画は書かれていない。
汎用機製造の3〜5割程度のリードタイム実現という結果は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
代表の趣味知識を活かした改造体制は書かれているが、人材や事務処理能力の確保状況は読み取れない。
園芸用資材で屋外使用に耐える剛性・壊れにくさを重視する顧客ニーズと、低価値樹脂の物性メリットが具体的に整理されている。
改造による生産効率向上の方向性は示されるが、中長期のスケジュールや課題解決の手順は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
低価値樹脂を園芸資材の価値に変換する独自技術で、同分野で高水準の差別化が図られていることが書かれている。
地域の園芸農家や農協への供給が述べられるが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
リードタイムが3〜5割程度になったと書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
廃プラ由来の低価値樹脂活用はリサイクルに関わるが、デジタル技術や新ビジネスモデルへの言及は読み取れない。
リサイクル樹脂の活用という点で循環型の方向性がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は薄い。
奈良県橿原市の地元企業として近畿圏の農協や農家に供給している点が読み取れるが、地域経済への効果は具体的でない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
趣味知識を活かした技術力で顧客ニーズに応え、今後も安定した製品供給を目指す。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。