ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

「ナノ加工の世界で見せる日本のものづくりの底力」

アドバン工業株式会社

成果従来よりも約39%時間を短縮した。

この事例のポイント

  • 顧客の取引先から海外調達への移行や、年々厳しくなるコスト要求に直面していた。
  • 現状の設備より加工精度の高い新型機器を導入した。
  • 従来よりも約39%時間を短縮した。加工時間が従来より約39%短縮され、研磨工程の削減により精度の高い加工が容易になった。

事業者のプロフィール

事業者名アドバン工業株式会社
所在地和歌山県 和歌山市
業種生産用機械器具製造業
技術分野精密加工
従業員数95人
資本金2,000万円
設立1981年

事業の背景

精密機械部品加工事業を展開する同社は、産業用機械メーカーを中心に機械部品の加工を行っている。近年は各業界で生産のグローバル化が進み、部品の海外調達が増えている。主要顧客も小型ショベル向け油圧ポンプ部品の海外輸入を検討していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算顧客の取引先から海外調達への移行や、年々厳しくなるコスト要求に直面していた。
  • 品質・精度小型ショベル向け油圧ポンプ部品は平行度0.02mmという高い加工精度が求められ、既存設備では対応が難しかった。

やったこと

現状の設備より加工精度の高い新型機器を導入した。導入したのは高圧クーラントとスケールフィードバック仕様の横型マシニングセンタ(DMG森精機製NHX5000/40_9CPP)である。油圧ポンプ用特殊高精度高圧部品などの切削加工に対応し、スルースピンドルクーラント装置で切りくず除去、加工点の冷却、工具寿命の延長を図った。スケールフィードバック機能により平行度0.005mmの加工が可能となり、既存機で必要だった研磨工程が不要になった。

  • 加工機横型マシニングセンタDMG森精機製 NHX5000/40_9CPP

事業の効果

  • 従来よりも約39%時間を短縮した。
  • 単価コスト 400円/個→350円/個

加工時間が従来より約39%短縮され、研磨工程の削減により精度の高い加工が容易になった。単価は他社の1個400円に対し自社350円で12.5%削減された。一稼働当たりの生産個数も大幅に増え、低価格で安定して部品を提供できるようになった。その結果、顧客満足度と信頼が高まり、積極的な受注獲得につながった。

今後の展望

受注が確定した他の部品でも量産体制を整え、顧客の要望である製品の高精度化に対応する治具の開発を進める。また横型マシニングセンタの高精度ナノ加工を生かした生産スタイルも検討し、販路拡大と海外生産シフトの防止を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。