装飾用アルミ製品への多様なニーズに対応する表面処理加工技術の高度化
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
株式会社宮本金型製作所
成果対応サイズ 2,500mm〜3,500mmまで
| 事業者名 | 株式会社宮本金型製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 生駒市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 設立 | 1968年 |
当社の既存マーケットである自動車部品用金型製造業界は、海外生産との競争が激化する一方、国内の同業他社は中小零細規模が多く年々淘汰されつつあった。当社も危機的状況に陥ったが立て直し、自動車部品業界のみでなく他分野への進出と、金型製造に加え試作開発や最終製品製造への注力による事業の多角化を模索していた。そうした折、試作品開発の受託実績がある顧客から火力発電プラント用排気管部品の試験研究用試作開発の依頼を受けた。
抱えていた課題
やったこと
本事業では5軸制御門型マシニングセンタを導入し、2種類の鋼材を使用する特殊形状金型の加工を可能にした。対応サイズは2,500mm〜3,500mmまで。全56回の仕様・設計変更に対応しながら試作開発を繰り返し、顧客が必要とする鋼材の開発と必要な部品の設計を完了させた。その後、量産用金型の開発要請を受けて本事業に着手した。新型機導入により手作業工程の自動化、複数工程の1工程への圧縮によりリードタイムを短縮し、要求される開発ペースを満たす目途を立てた。さらにIoT・AI技術でマシニングセンタ同士をネットワーク化して連携させ、クラウドを通じて監視・診断することで作業効率を改善した。
| 加工機 | サーボプレス800t(富士スチール工業) |
|---|---|
| 加工機 | 油圧プレス1200t(アミノ) |
| 加工機 | 門型5軸対応マシニングセンタ(三菱重工 MVR-30FM/MVR-30EX) |
| 加工機 | 5軸制御門型マシニングセンタ |
| 加工機 | 門型5面対応マシニングセンタ(三菱重工 MVR-25FM) |
| 加工機 | 3次元レーザー加工機(三菱電機 VZ10-30CF-R) |
| 検査測定 | 多関節式三次元測定機(ベクトロン VMC6646MPls) |
新しい製品・サービス:火力発電プラント用排気管部品の量産用金型
5軸制御門型マシニングセンタの導入により、2種類の鋼材を使う特殊形状金型の加工が可能になり、手作業工程の自動化や複数工程の1工程への圧縮によりリードタイムが短縮された。要求される開発ペースを満たす目途が立った。IoT・AI技術でマシニングセンタ同士を連携させ、クラウドで監視・診断することで、さらなる作業効率の改善を達成し、新分野へ進出するに足る成果を得た。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
川上・川下への事業展開を平成24・25年度の補助事業から継続し、環境エネルギー分野へ水平展開すると明記されており、過去の取組との一貫性が読み取れる。
リーマンショック後の同業者廃業で競合が激減したことや、深絞り・薄板部品の得意分野、試作対応の評価が書かれており、強みと外部環境の関係が読み取れる。
既存設備では能力不足という課題と、5軸制御門型マシニングセンタ導入による改善は書かれているが、高付加価値化や収益の数値目標は示されていない。
年間12〜16種類の金型開発や全56回の仕様変更は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は公開されている事例からは読み取れません。
創業以来の金型製造実績や試作開発の経験が書かれているが、補助事業を担う人材や事務体制の具体的な記述は薄い。
火力発電プラント用排気管部品の試験研究用試作依頼を受けた経緯はあるが、顧客ターゲットや選ばれる理由を整理した記述は薄い。
新型機導入、IoT・AIによるネットワーク化、クラウド監視・診断という方法は書かれているが、スケジュールや課題解決の段取りは明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
火力発電向け量産金型で2種類の鋼材を使う特殊加工に対応すると書かれているが、分野の普及度や高価格化の水準は示されていない。
川上・川下への波及や新分野(環境エネルギー)進出は書かれているが、雇用創出や社会的インフラとしての国の補助の必要性は明示されていない。
補助金額や付加価値額の増加、生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果はわずかにうかがえる程度。
IoT・AIでマシニングセンタ同士をネットワーク化し、クラウドで監視・診断して作業効率を改善したと具体的に書かれている。
火力発電や環境エネルギー分野への進出が書かれており、構造転換への関連はうかがえるが、市場成長の根拠は示されていない。
奈良県生駒市の企業であることは書かれているが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
主要取引分野である自動車関連に加え、航空機関連や本事業によって道が拓かれた環境エネルギー分野を開拓し、金型製造の水平展開と、試作品開発・最終製品製造事業の規模拡大を目指す。品質向上・生産効率向上に努め、困難な要求にも柔軟に対応できる体制構築に取り組む。
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
日本国内での販売普及を目指す低コスト超小型電気自動車の試作開発に取り組んだ。
効果:ホイールベース100mmの延長に対し、最小旋回半径は0.45m短縮
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。