ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

円筒内面の3次元面取り寸法測定装置の開発による定番商品化事業

有限会社丸之内マシーナリ

この事例のポイント

  • 金属部品の面取り精度を測るには抜き取った完成品を切断する必要があり、測定対象の部品が無駄になっていた。
  • 金属部品の面取り寸法を非接触で高精度に測定する面取り寸法測定装置を試作開発した。
  • 面取り寸法測定装置は2015年12月から本格販売を開始し、2台の販売実績を上げている。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社丸之内マシーナリ
所在地和歌山県 和歌山市
業種生産用機械器具製造業
技術分野測定計測
従業員数3人
資本金3,000万円
設立1991年

事業の背景

有限会社丸之内マシーナリは1991年創業の自動機や測定・検査装置メーカーで、顧客の要求仕様に基づく特機事業と、新開発の面取り測定装置を主軸とする定番製品事業の2つを行っている。面取り測定装置は航空宇宙産業用部品メーカーに納入されている。近畿経済産業局の「関西ものづくり新撰」に選ばれ、経済産業省の『ものづくり白書2016』にも掲載されるなど技術面で高い評価を受けている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度金属部品の面取り精度を測るには抜き取った完成品を切断する必要があり、測定対象の部品が無駄になっていた。
  • 生産能力切断による測定は結果を得るまで長時間かかり、数多くの部品を測ることが困難だった。
  • 品質・精度測定者によって測定誤差が出るという問題を抱えていた。
  • 新製品・新技術既存の得意先の部品メーカーと航空機メーカーから測定精度の向上を求める声が高まっていた。

やったこと

金属部品の面取り寸法を非接触で高精度に測定する面取り寸法測定装置を試作開発した。開発コンセプトは、測定を「より簡単な操作」で「高精度、高速測定」できることとし、社長を中心に従業員一丸となって開発を進めた。試験レベルでは測定できていたものが、顧客の実使用では思い通りの数値が出ないという想定外の課題に直面したため、度重なる改善を重ねて製品化した。測定結果を自動集計・保存できる機能と、測定部の輪郭と数値を画像で記録する機能を備えた。

新しい製品・サービス:非接触で高精度に面取り寸法を測定できる面取り寸法測定装置。

事業の効果

面取り寸法測定装置は2015年12月から本格販売を開始し、2台の販売実績を上げている。導入先では不良品がゼロになるなど早くも成果が出ている。測定精度の高さを根拠に不良品をいち早く発見できており、導入先の検査コスト低減に貢献できていることを訴求して商談を進めている。価格面でも大企業の高価格な製品に対抗し、新たな市場を創る狙いである。

今後の展望

航空宇宙産業関連部品メーカー向けに検査装置の販売を強化し、海外の商社とも連携して海外市場の開拓を進める予定である。既存の得意先からは新たな開発テーマの相談が寄せられており、その開発にも着手している。

  • 目標:2015年12月から本格販売を開始し、早速2台の販売実績を上げている。
  • 目標:導入先では不良品がゼロになるなど早くも成果が出ている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。