回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社興栄ケミカル工業所
成果連続裁断により約30%の作業時間の短縮が可能になった。
| 事業者名 | 株式会社興栄ケミカル工業所 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 橋本市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 42人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1996年 |
合成樹脂をシート状にして素材に貼り合わせる加工を主軸とし、自動車向けのマット・シート、家庭用や商用の床材マット・シート、土木・公共事業向けの資材など多岐にわたる製品を生産している。5m以上の大型マットを製造する数少ないメーカーの一つである。平成27年には社内の生産一元化を目的に新工場を設立し、大型裁断機の導入が可能になった。
抱えていた課題
やったこと
CAD・CAM自動裁断機「シマトロニック CAD/CAMシステム」を導入した。電子データの図面を自動裁断機用データに変換し、自動裁断機で連続して精密切断する仕組みである。型紙を電子データ化して直接自動裁断機にインプットすることで、形状抜型の作成を省けるようにした。裁断精度と効率の向上により、多品種対応、短納期、歩留まり向上を図った。
連続裁断により裁断時間が約30%短縮され、CAMによる高精度化でロス率が60%削減され歩留まりが向上した。CAD データ管理により刃型置き場の管理が不要となり、従業員の安全性も今まで以上に確保できた。全数検査から抜き取り検査に移行して品質管理の効率も上がり、期待していた生産効率のメリットが実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和63年からの自動車用フロアマット製作など過去の取組はうかがえるが、裁断機導入が経営戦略上どう位置付けられるかは書かれていない。
5m以上の大型マットを製造する数少ないメーカーという強みと、顧客からの増産・短納期・多品種対応の要望が書かれている。
手切り裁断の課題に対し、連続裁断で作業時間約30%短縮、CAMでロス率60%削減という数値つきの解決策が示されている。
作業時間約30%短縮とロス率60%削減という具体的な目標・成果数値が示されており、付加価値や賃上げの目標は読み取れない。
従業員42人の事業所であることはわかるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は見当たらない。
自動車・商用家庭用・土木公共の市場ごとに、大型マットのラミネート加工や寸法精度の高さを選ばれる理由として整理している。
今後の市場展開は書かれているが、事業化の遂行スケジュールや課題の解決方法の詳細は読み取れない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
大型マットの製造に数少ないメーカーという記述はあるが、ジャンルの普及度や高価格化の水準を示す記述は薄い。
新工場設立や地域の生産能力向上にふれているが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
作業時間約30%短縮とロス率60%削減という数値が示されており、投資に対する効果の大きさがうかがえる。金額の記載はない。
CAD/CAMによる電子データ化は先端的技術の活用だが、サプライチェーン全体への貢献や新ビジネスモデルの記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
和歌山県橋本市での新工場設立と地域の生産拠点化は読み取れるが、地域経済成長を牽引する具体的な効果は書かれていない。
自動車向けマット市場ではコスト競争力による市場拡大と収益向上に注力する。商用・家庭用向けマット市場では大型マットのラミネート加工と自動裁断で競争力を高め、新規顧客を獲得する。土木・公共事業向けマット市場では、自社開発の機能性の高いシート材を寸法精度の高い品質で提案し、新規案件の獲得を狙う。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
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