ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

わかやま土産(地域生産物を活用した焼き菓子)の製造販売と開発

株式会社Miki

この事例のポイント

  • 生菓子と焼き菓子を同じラインで同時に製造しており、新商品開発を進めるためのラインが足りなかった。
  • 洋菓子オーブン、冷凍冷蔵庫、ミキサー、クッキー成型機等の設備機器を導入し、焼き菓子の新商品開発と安定的な供給を目指してラインの充実を図った。
  • 生菓子と焼き菓子のラインを分離したことで、供給量を安定させる基礎が固まった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社Miki
所在地和歌山県 和歌山市
業種食料品製造業
従業員数14人
設立2003年

事業の背景

2003年に和歌山市中島で店を開いて以来、地元密着でファンを増やしてきた。近鉄百貨店などのフェアへの出展はあるものの、大半の売上は店舗販売で、地元住民から支持されている。生菓子は誕生日ケーキや季節のフルーツを使ったケーキを常時20〜30種類程度製造し、焼き菓子はフィナンシェやバームクーヘン、クッキーなどを製造して県外への手土産や贈答品として選ばれている。生菓子と焼き菓子の販売比率は昨年88対12だった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力生菓子と焼き菓子を同じラインで同時に製造しており、新商品開発を進めるためのラインが足りなかった。
  • 生産能力新商品の開発後に想定される販売個数の増加に、従来の設備では対応することが難しかった。
  • 人手・技能焼き菓子は温度調整が難しく焼き具合をその都度確認する必要があり、人の負担を軽減するために自動化されたオーブン等の設備が必要だった。
  • 新製品・新技術和歌山県内の特産品を使った焼き菓子の新商品開発を進めたかったが、従来の設備では進められなかった。

やったこと

洋菓子オーブン、冷凍冷蔵庫、ミキサー、クッキー成型機等の設備機器を導入し、焼き菓子の新商品開発と安定的な供給を目指してラインの充実を図った。生菓子と焼き菓子のラインを分離して、実質的にラインを一つ増やした。有田みかんを使ったフィナンシェ「みかんシェ」は、原料を有田の的場農園産に特定し、みかんを加工する工程にもこだわり抜いて開発した。設備導入後は三鬼氏を筆頭にスタッフ一丸となって製品開発を進めた。

新しい製品・サービス:有田みかんを使ったフィナンシェ「みかんシェ」。和歌山銘菓として注目を集め、贈答品としての知名度向上が期待されている。

事業の効果

生菓子と焼き菓子のラインを分離したことで、供給量を安定させる基礎が固まった。経験の浅い従業員でも均一・均質な製品を製造できるようになり、品質が安定した。繁忙期の機械操作ミスや材料投入ミスが減り、生産性の向上にもつながった。実際に焼き菓子の販売個数が増え、売上高に占める焼き菓子の販売比率が高まっている。

今後の展望

焼き菓子の商品化に向けてテストマーケティング等を行い、より多くの人に受け入れられる焼き菓子の開発を進める。いちじく、柿、南高梅などの和歌山の特産品を使った焼き菓子の開発に注力し、食品防腐剤を使わない安心安全な製品作りにも努める。中長期的には和歌山の特産品を使った洋菓子のレシピを県外の洋菓子店にも提供し、和歌山の生産物の良さを伝えていく予定である。

  • 目標:生菓子と焼き菓子の販売比率のうち焼き菓子の割合 12%→40%

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。