ものづくり補助金平成25年度建設業和歌山県

BIM活用で建築設計の可視化を行い品質向上と顧客満足度を構築

株式会社フジ設計

この事例のポイント

  • 耐震強度などを早い段階で数値検証し、デザインを決定して設計を可視化するまでのスピーディーな対応が必要になっていた。
  • BIM対応建築用CADシステムと、設計図を具現化する3Dプリンターを導入した。
  • 条件を入力すれば設計図が瞬時に作成でき、数値データの入力で建物の形状も変更できるため、業務効率が格段に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社フジ設計
所在地和歌山県 田辺市
業種総合工事業
技術分野情報処理,製造環境,立体造形
従業員数6人
資本金1億円
設立1985年

事業の背景

同社は1995年に創業30周年を迎えた設計事務所で、官公庁関連の案件が7割、民間企業の案件が3割を占める。和歌山県の公共工事では総合評価発注方式による設計委託が増え、技術評価点を加味した付加価値のある提案が求められるようになった。民間企業でも個性のある施設づくりが一層求められている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力耐震強度などを早い段階で数値検証し、デザインを決定して設計を可視化するまでのスピーディーな対応が必要になっていた。
  • 人手・技能設計図を2次元で作成していたため、条件変更があると多くの時間を要し、業務効率が低かった。
  • 販路・情報発信基本平面図を2次元で示すとイメージが湧きにくく、顧客の要望を引き出しにくかった。
  • 販路・情報発信大手企業にも劣らない提案力を身につける必要があった。

やったこと

BIM対応建築用CADシステムと、設計図を具現化する3Dプリンターを導入した。CADでは条件を入力すると設計図が瞬時に作成され、柱の位置、天井の高さ、廊下の幅などを施主の要望に合わせて微調整できるようになった。すべての条件が揃うとコストも瞬時に計算でき、予算に合わせた細かな設計が可能になった。3Dプリンターは試作品を作成済みで、今後使用頻度を増やす予定である。

事業の効果

条件を入力すれば設計図が瞬時に作成でき、数値データの入力で建物の形状も変更できるため、業務効率が格段に向上した。コストも瞬時に計算できるようになり、早い段階で見積を提示でき、具体的な打ち合わせが進めやすくなった。景観、温熱環境、風環境のシミュレーション提案も可能になり、独創性の高い提案で受注拡大を目指している。

今後の展望

今後も使用者の使いやすさとコストマネジメントを強みとした提案で、民間企業の工場や小売店舗、官公庁のコンペへの参加による受注拡大を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。