ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

医薬品個装ケースのGS1-128コード・印字・封緘を画像処理機にて検査・排出する装置導入

笠野興産株式会社

この事例のポイント

  • ジェネリック医薬品の使用増加に対応するため、受注体制を整える設備面の増強が必要になっていた。
  • GS1-128コードを読み取れる画像処理機を導入し、医薬品の検査・排出工程に組み込んだ。
  • 医薬品工場の全3工場の検査工程で自動化が可能になり、機械と人のダブルチェックによって精度の高い製造管理体制を構築できた。

事業者のプロフィール

事業者名笠野興産株式会社
所在地和歌山県 和歌山市
業種その他の製造業
技術分野製造環境
従業員数255人
資本金1,400万円
設立1933年

事業の背景

同社は1933年に染色助剤やロート油などの化学品製造から始まり、現在は化学品、医薬品、食品の3事業を手掛けている。医薬品事業では医療用医薬品や医薬部外品の製造、小分け、検品、包装などの受託業務を中心に行っている。国は社会保障費の抑制を目的に後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進を進めており、国内の使用は増加傾向にあった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力ジェネリック医薬品の使用増加に対応するため、受注体制を整える設備面の増強が必要になっていた。
  • 品質・精度2015年7月以降のGS1-128バーコード表示義務化に対応する必要があったが、印字されたバーコードの内容は目視で確認できず、数字の入力間違いや印字の欠けを判別する仕組みが急務となっていた。

やったこと

GS1-128コードを読み取れる画像処理機を導入し、医薬品の検査・排出工程に組み込んだ。画像処理機により、印字内容の正誤や印字の欠けを判別できるようにした。あわせて重量チェッカーを導入し、バーコード確認に加えて数量チェックができる体制とし、製品管理体制を強化した。

事業の効果

医薬品工場の全3工場の検査工程で自動化が可能になり、機械と人のダブルチェックによって精度の高い製造管理体制を構築できた。重量チェッカーの併設により人による検量工程が不要になり、作業効率も上がった。製品の流れがスムーズになって作業台が簡素化され、ケアレスミスが減る環境も整った。得意先からも高い評価を得ている。

今後の展望

ジェネリック医薬品の利用促進が国の数値目標として示されるなか、包装・物流関連業務の受注は今後も増える見通しである。2015年10月には包装関連設備や物流機能を強化した新工場を稼働させ、ブリスター充填機の導入で少量多品種への対応力を高める。今後は試験室の増改築や試験機器の導入も計画している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。