ものづくり補助金平成25年度製造業和歌山県

衣装カバー(ティッシュ式収納袋入り)の製造工程自動化による生産性向上

株式会社フォーラル

成果生産量 1倍→5倍

この事例のポイント

  • ティッシュ式衣装カバーは、衣装カバーを手作業で折り畳んでいたため生産量に限界があった。
  • 衣装カバーを1枚ずつ取り出せてコンパクトに収納できるティッシュ式衣装カバーの量産に向け、手作業で行っていた折り畳み工程を自動化するため衣装カバー折り畳み集積機を特注した。
  • 生産量 1倍→5倍。折り畳み集積機の稼働により、これまでの5倍以上の生産量を上げられるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社フォーラル
所在地和歌山県 有田川町
業種その他の製造業
技術分野機械制御,製造環境
従業員数18人
資本金3,000万円
設立1996年

事業の背景

雨着の製造を行っていた父親の事業を引き継ぎ、雨着のほか日用雑貨品のOEM生産に注力してきた。OEM生産で培った技術を応用して自社製品の開発に取り組み、オレフィン系素材のカードケースの製造に成功して大手企業からまとまった受注を得るようになった。現在は200〜300種類の日用雑貨品を製造し、商社経由で小売店へ卸すほか、通販会社や生協にも販売している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力ティッシュ式衣装カバーは、衣装カバーを手作業で折り畳んでいたため生産量に限界があった。
  • コスト・採算ティッシュ式衣装カバーの販売を事業化するには、コストダウンと生産性向上による量産体制の構築が優先課題であった。

やったこと

衣装カバーを1枚ずつ取り出せてコンパクトに収納できるティッシュ式衣装カバーの量産に向け、手作業で行っていた折り畳み工程を自動化するため衣装カバー折り畳み集積機を特注した。同社が培ってきたノウハウと機械メーカーの技術を掛け合わせ、共同で試作と開発に取り組んだ。衣装カバーは不織布とCPPフィルムの2層構造のため、送り折りの段階でねじれが発生し、静電気で製品が部品に巻きつく失敗も経験した。試行錯誤の末、巻き付きを防止する方法を考案して開発に至った。

  • 加工機衣装カバー折り畳み集積機

新しい製品・サービス:ティッシュ式衣装カバー

事業の効果

  • 生産量 1倍→5倍

折り畳み集積機の稼働により、これまでの5倍以上の生産量を上げられるようになった。朝に注文を受ければ夕方には納品できるほどスピーディーな対応が可能になった。衣装カバーの畳み方のバラつきがなくなり、仕上がりの品質も向上した。一方で最終パッケージの工程は人の手で行っており、今後の課題として解決に努める予定である。

今後の展望

特定の得意先に依存せず、インターネット販売を含む多様なチャネルで販売先を広げ、製品が消費者の目に触れる機会を増やす方針である。多能工的な人材を育成して製品開発力と生産体制の柔軟性を高め、新商品を先んじて世に出していく考えである。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。