回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ニッセイテクニカ
| 事業者名 | 株式会社ニッセイテクニカ |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 中新川郡上市町 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,測定計測 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 9,900万円 |
| 設立 | 1988年 |
当社は、ねじ・ナットに緩み止め剤を塗布して振動や熱、経年劣化による緩みを低減する「緩み止め加工」を主力事業としている。ノートパソコン、カメラ、スマートフォンなどの小型化にともない、短いねじの需要が増えており、安定した需要が見込まれている。緩み止め加工に付随する無料のねじ検査・選別サービスの依頼が増え、平成22年ごろから検査・選別を独立した事業として展開している。
抱えていた課題
やったこと
多関節の六軸ロボットを採用した新型検査機を、平成27年春から開発を開始し、翌年10月に完了させた。新型機では六軸ロボットで一つひとつのねじをつまみ上げて検査する方式をとり、特殊形状のねじにも対応できるようにした。完成した検査機の愛称を「検査奉行 ろく助」に決定し、パンフレットやDVDなどの販促グッズを制作して顧客へのPR活動を行った。
| 検査測定 | 多関節六軸ロボットを採用した新型検査機 |
|---|
新しい製品・サービス:多関節六軸ロボットを採用した新型検査機(愛称「検査奉行 ろく助」)
事業終了後初の依頼を受けることができ、ねじ以外のパイプ状部品の検査を行い、ねじ以外の部品の検査実績をつくることができた。新型機の機能を応用して想定外の形状の部品にも信頼できる検査を行えたことで、大きな収穫となった。今後はねじ以外の六面体など多様な形状の部品にも検査対象を広げ、検査・選別事業の売上のさらなる拡大を見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
緩み止め加工を主力とし、無料の検査・選別を経て独立事業化した経緯が書かれ、事業の一貫性はうかがえるが戦略上の位置付けは明示されていない。
短納期を実現する独自の生産体制や、既製品を使わず自社開発する緩み止め剤が強みとして書かれているが、市場動向との関係は示されていない。
多様な形状のねじに対応できない課題は書かれているが、高付加価値化・成長につながる計画の具体的な数字や目標は見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員40人で一部工程を人手で行う体制は書かれているが、補助事業の遂行体制や人材の確保についての記述は限定的。
ねじの検査・選別サービスの依頼増加や、特殊形状ねじへの対応ニーズが書かれ、顧客ニーズの裏付けはある程度読み取れる。
新型検査機の開発を平成27年春から翌年10月に完了したと時期が書かれ、今後の展望も述べられているが、中長期の検証内容は具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ねじの緩み止め加工は一般的な分野と思われ、特殊形状の検査で差別化したとの記述はあるが、高水準の高付加価値化は明示されていない。
小型化した機器に使われる短いねじの需要や安定した需要に触れているが、国が補助する波及効果や雇用創出の記述は見当たらない。
ロボットによる検査で検査対象を拡大した成果は書かれているが、補助金額に対する付加価値増加などの数値は示されていない。
多関節六軸ロボットによる検査方式という先端的な自動化の導入が書かれ、サプライチェーンへの貢献も一部うかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
地域の特性や地域経済への牽引についての記述は見当たらず、所在地の上市町以外に地域性はうかがえない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
ねじ以外の部品の検査実績ができたことで、さまざまな部品の検査に対応できる可能性が広がった。ねじの検査を主軸としつつ、今後は六面体など多様な形状の部品にも検査対象を広げ、検査・選別事業の売上のさらなる拡大を見込んでいる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。