吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社和田製作所
成果無人稼働時間 31時間→46時間
| 事業者名 | 株式会社和田製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 津市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 1982年 |
1982年にプラスチック射出成型製品製造業として創業し、当初は電気機械器具に組み込まれる部品加工を中心に生産していた。その後、順次さまざまな業種の取引先を開拓し、現在は自動車部品、食品保存容器、プラスチック製建設資材など広範囲な製品を生産している。主力製品はフードコンテナ(保存容器)で、電子レンジでの加熱など調理器具の機能を持つものに進化している。
抱えていた課題
やったこと
フラップ(開閉空気弁)付き食品保存容器の開閉ヒンジ部分を、手作業からロボットによる自動化に切り替えた。工程を見直し、成型機と連動可能な開閉ロボットと取出機(HRXⅡ-150Gb)を導入した。取出機は吸着8連、製品チャック8連に対応し、チャックの圧力を調整できる小型レギュレータを標準装備した。フレームは幅広で剛性を上げ、全体で40%の剛性向上を図った。フラップ付きの蓋は3サイズに対応し、不具合でヒンジ開閉ができない場合は警告音を鳴らして自動停止する。
| ロボット | フラップヒンジ開閉ロボット |
|---|---|
| その他 | 取出機(HRXⅡ-150Gb) |
新しい製品・サービス:フラップ付き食品保存容器
ヒンジ開閉作業の自動化により、成型機から22秒で2個が成型され、取出機から中間にあるロボットでヒンジ開閉作業を行えるようになった。作業者1名を削減でき、無人稼働時間が31時間から46時間に増え、製品の精度向上につながった。不良率も半減し、平日の作業要員も1人省人化できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のプラスチック射出成型の技術を活かし、フードコンテナのフラップ工程に投資する流れが読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
市場動向や競合に触れた記述は見当たらず、フードコンテナの機能進化が背景にあるとわずかにうかがえるのみ。
手作業の開閉で作業員2人、開閉精度不良、不良率が課題とされ、ロボット導入後の無人稼働31hrから46hrへの増加など数字で効果が示されている。
生産性は成型機から22秒で2個、無人稼働時間は31hrから46hr、作業者1名削減と数値目標と実績が示され、目標達成が記載されている。
専属の従業員や検査員13名など人員の記載はあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述は乏しい。
顧客要望への素早い対応や食品保存容器の機能進化は書かれるが、ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
今後は目視検査の自動化や手順の研究を進めるとあり方向性はあるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
フラップ付き食品保存容器の高付加価値性にわずかに触れるが、普及度や高価格化の根拠は示されていない。
少子高齢化による人手不足対応という社会的背景にふれるが、国が補助する理由としての波及効果や雇用創出は書かれていない。
作業者1名削減や不良率半減、無人稼働時間の増加など、設備投資に対する効果が具体的な数字で示されている。
ロボットと取出機の連動や自動化は記載があるが、地域やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
津市の企業であることは示されるが、地域の特性を活かした付加価値や地域経済への牽引は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
中小企業にとって人手不足への対応は緊急の課題であり、今後は目視による部品の全品検査を自動化したいと考えている。極力金額を抑えて自動化・無人化を推進し、プラスチック射出成型の技術を様々な業界の部品製造につなげていきたいとしている。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円