ものづくり補助金平成25年度製造業鳥取県

「高機能樹脂の精密切削加工における品質検査の高精度化と検査能力の向上」

内外精機工業株式会社

成果作業効率 1倍→6倍

この事例のポイント

  • 医療・宇宙関連の受注増加に伴い、要求の厳しい高精度加工の測定精度の標準化が求められている。
  • CAD/CAMプログラムを活用し、接触式測定技術と光学式測定技術を1台に集約した高性能CAD/CAM「マスターCAM」及びマルチセンサ式小型三次元座標測定機を導入した。
  • 作業効率 1倍→6倍。これまで測定不能だったカムなどの輪郭形状の測定と、倣い測定による真直度の測定が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名内外精機工業株式会社
所在地鳥取県 東伯郡三朝町
業種プラスチック製品製造業
技術分野測定計測

事業の背景

当社は鳥取県内唯一のプラスチック精密切削加工を行っており、汎用樹脂からエンジニアリングプラスチック、スーパーエンプラまで樹脂全般を扱っている。近年、医療関係や宇宙開発分野で使用されるエンジニアリングプラスチック切削部品の依頼が多くなっている。これらは高精度、高品位、高品質、短納期が求められる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度医療・宇宙関連の受注増加に伴い、要求の厳しい高精度加工の測定精度の標準化が求められている。
  • 生産能力複雑な形状部分の測定ができず、測定に時間を要するなど、測定精度に差が生じている。
  • 人手・技能操作する人や検査員によって測定誤差(ばらつき)が生じていた。

やったこと

CAD/CAMプログラムを活用し、接触式測定技術と光学式測定技術を1台に集約した高性能CAD/CAM「マスターCAM」及びマルチセンサ式小型三次元座標測定機を導入した。光学式と接触式の2方式で立体を三次元的に計測することで、高精度測定を可能にした。これにより測定時間の短縮と安定した品質提供を推進する。

  • ソフト高性能CAD/CAM「マスターCAM」
  • 検査測定マルチセンサ式小型三次元座標測定機

事業の効果

  • 作業効率 1倍→6倍

これまで測定不能だったカムなどの輪郭形状の測定と、倣い測定による真直度の測定が可能になった。測定箇所の多い部品では測定時間が短縮し、作業効率が6倍となり、検査工程の時間改善につながった。測定者や検査員による測定誤差が解消され、高精度化が実現した。

今後の展望

医療・宇宙開発分野でエンジニアリングプラスチック切削部品の市場ニーズが高く、今後も使用範囲が拡大すると想定している。医療機器1台あたり約50種類の切削加工部品が使われており、大幅な受注拡大を見込んでいる。

事業者の声

今回の導入は、精度が重視される医療機器の受注が増加し、従来、操作する人によってばらつきが生じていた計測工程を改善するために三次元測定機を導入しました。今まで接触式しかなかったのですがカメラによる光学式測定機にしたことにより、ばらつきも無く、時間ロスの削減、高精度測定が可能となりました。測定機自体は、付加価値を生まないので企業としては導入しにくい設備であり、特に今回導入した測定機を保有している企業も少なく、高精度を求める新たな顧客の誘導となる可能性もあります。今後は、生産性の向上を可視化するために生産計算ソフトを導入して、作業者の経験値をソフトウエアに落とし込み生産管理を行うことを考えています。全国には大規模な樹脂加工企業はありますが、当社は、お客様と直接交渉しながら製品の提案や小ロットでも対応できる希少な企業として、今後の需要拡大の可能性はあると思っています。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。