ものづくり補助金平成25年度製造業島根県

高トラフィック対応型セキュリティアルゴリズム開発とセキュリティ機器の試作開発

株式会社MCセキュリティ

この事例のポイント

  • ネット上で扱われるデータの膨大化により、既存の製品では限界になることが予想されていた。
  • 従来の概念ではなく新たなアルゴリズムによるセキュリティ機器の開発が必要と考え、当社の精鋭技術者が中心となって新たなアルゴリズムを開発した。
  • 高トラフィック環境に対応できる新たなアルゴリズムが実証された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社MCセキュリティ
所在地島根県 松江市
業種電気機械器具製造業
技術分野情報処理
従業員数12人
資本金4,000万円
設立2006年

事業の背景

インターネットが広く使われるようになって20余年が経ち、扱われる情報量は増加の一途をたどっている。当社は公的機関や民間企業の重要情報を侵入者から守るセキュリティ機器を販売している。この数年、官民を問わずネット上で扱われるデータが膨大になっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術ネット上で扱われるデータの膨大化により、既存の製品では限界になることが予想されていた。

やったこと

従来の概念ではなく新たなアルゴリズムによるセキュリティ機器の開発が必要と考え、当社の精鋭技術者が中心となって新たなアルゴリズムを開発した。ネットワーク機器用負荷試験機を導入し、開発したプログラムを実装した試作機に様々な負荷を与え、性能上限を測定しながら機器の開発を行った。予め想定したアルゴリズムをもとにプログラミングを行い、実際の開発機器に実装して試験する工程を繰り返した。

検査測定ネットワーク機器用負荷試験機

新しい製品・サービス:高トラフィック対応型セキュリティ機器(既存のネットワークに挟むだけで強固なセキュリティを実現する透過型ネットワークセキュリティ)

事業の効果

高トラフィック環境に対応できる新たなアルゴリズムが実証された。セキュリティ機器の製品化に向けた基礎部分が完成した。製品化に向けた本格的な開発へ進む段階に至った。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存製品の限界を見越し、新たなアルゴリズムによるセキュリティ機器の開発に取り組んだ経緯が書かれている。経営戦略上の位置づけまでは読み取れない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ネット上のデータ膨大化という外部環境を踏まえた開発とあるが、競争優位の具体的な根拠や市場データは示されていない。

  • 課題の認識と解決3

    既存製品の限界という課題認識と、アルゴリズム開発・負荷試験による対応は書かれているが、事業計画としての具体性は薄い。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。製品化に向けた今後の展望が述べられるのみ。

  • 事業を進める体制3

    精鋭技術者が中心となって開発したとあり、負荷試験機の導入もあるが、人員数や体制の詳細は示されていない。

  • 顧客とニーズの裏付け2

    ネットワーク情報の必要性は述べられるが、顧客ターゲットや選ばれる理由は具体的に書かれていない。

  • 事業化までの道筋3

    試作と試験を繰り返し、基礎部分の完成後に製品化へ進む流れは書かれているが、スケジュールは示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    従来製品は英語表示でレポート機能がなかったとあり、国内向け高性能セキュリティ機器の位置づけは読み取れるが、市場の認知度の数値はない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用3

    マイナンバーなど重要情報を企業も扱う流れが述べられ、社会的必要性はうかがえるが、雇用や波及効果の数字はない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    高トラフィック環境に対応するアルゴリズム開発が書かれ、新たな技術の活用はうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出2

    データ量増加に伴うセキュリティ需要の拡大にふれるが、日本経済の構造転換との関係は書かれていない。

  • 地域経済への波及2

    島根県松江市に立地し国内開発・生産を目指すとあり、地域性はわずかにうかがえるが、地域の雇用や成長への言及はない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

製品化に向けた本格的な開発が行われる予定である。国内では企業でも重要な情報を扱う場面が多くなり、ITセキュリティは強固なものが求められるため、当社が開発するセキュリティ機器の必要性は更に高まると見込まれる。

事業者の声

「影」を怖れて「光」の多大な恩恵と偉大な文化を減衰させてはなりません。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。