ものづくり補助金平成25年度製造業島根県

金属プレス加工における高精度・高付加価値生産技術の開発

株式会社フクテコ

この事例のポイント

  • 農業機械部品は各メーカーの発注先集約が進み、高品質化・低コスト化・短納期化で競争力を高める必要があった。
  • サーボモータを駆動源とし、スライド動作を自由に制御できる新型サーボプレスとしてアマダのデジタル電動サーボプレス SDE8018 を導入した。
  • ナックルモーションを使ったコイニング加工では曲げ寸法のバラつきが抑えられ曲げ精度が向上し、加工後の検査工程も省略できて生産性が上がった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社フクテコ
所在地島根県 松江市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数30人
資本金2,800万円
設立1976年

事業の背景

株式会社フクテコは、農業機械部品を中心に中小物部品の溶接、板金プレス、機械加工を手がける企業で、松江市東出雲町に拠点を置く。近年、農業機械部品の国内生産は各メーカーの発注先集約化が顕著になっている。フクテコはプレス、機械加工、溶接までの一連の機能強化と地域の協業体制による一括受注体制により、県外からの受注を増やしてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力農業機械部品は各メーカーの発注先集約が進み、高品質化・低コスト化・短納期化で競争力を高める必要があった。
  • 品質・精度金属プレス加工部品の高精度化と高付加価値化が課題だった。
  • コスト・採算従来のクランクプレスでは生産性が十分でなく、コストを下げて見積り金額を引き下げることが難しかった。

やったこと

サーボモータを駆動源とし、スライド動作を自由に制御できる新型サーボプレスとしてアマダのデジタル電動サーボプレス SDE8018 を導入した。成果の測定にはキーエンスの画像寸法測定機 IM-6700 / 6225 を用いた。金属プレス加工部品の高精度化と高付加価値化の生産技術開発を行い、コイニング加工、精密打ち抜き加工、深絞り加工で効果を確認した。サーボプレス専用の金型も製作した。

  • 加工機デジタル電動サーボプレス SDE8018アマダ
  • 検査測定画像寸法測定機 IM-6700 / 6225キーエンス

新しい製品・サービス:サーボプレスを活用した高精度・高付加価値のプレス加工技術および専用金型による新工法。

事業の効果

ナックルモーションを使ったコイニング加工では曲げ寸法のバラつきが抑えられ曲げ精度が向上し、加工後の検査工程も省略できて生産性が上がった。サイレントモーションを使った精密打ち抜き加工ではせん断面の比率が増えてプレス後のバリ取り作業が削減でき、リーマ加工工程の削減も期待される。リンクモーションを使った深絞り加工では割れの発生を防ぐ効果が出ている。従来のクランクプレスと比べて生産性向上とコスト削減を実現し、見積り金額を引き下げられるようになった。

今後の展望

農業機械部品に加え、需要が拡大する建設機械等の産業用機械分野からの受注拡大と、高精度で割安な板金加工品による新規分野の受注獲得を目指している。専用金型の提案営業も進める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。