サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
株式会社協栄ファスナー工業
成果生産性(1人あたり日産) 850個/人→1,700個/人
| 事業者名 | 株式会社協栄ファスナー工業 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 雲南市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 3.1億円 |
| 設立 | 1996年 |
株式会社協栄ファスナー工業は、普通自動車の販売ランキングで上位にあるHONDA Fitのエアクリーナー部分に使われるホースバンドを主に製造している。自動車部品は人命に関わるため不良があってはならない一方、メーカーやサプライヤーからはコスト削減を求められている。現在の生産量は月産5万個で、他車種にも使われることから将来は倍以上の生産量になることが決まっていた。
抱えていた課題
やったこと
細い板状の材料をリング状に加工し、その片側にプレート状の材料を溶接する工程のうち、4カ所あるスポット溶接の主要な2カ所を自動化することにした。自動機メーカーと検討した結果、4カ所のうち2カ所を自動化するだけでも大幅な省力化と作業者の疲労軽減になると判断した。当初は溶接位置のずれが生じたが、調整を繰り返して精度を安定させた。従来の自動機をほぼ全自動に改造し、ほぼ完全な自動溶接機が完成した。
| 加工機 | スポット溶接の全自動溶接機(ホースバンド用) |
|---|
全自動化により1人あたりの日産個数が850個から1,700個へ倍増し、生産性が大きく向上した。作業負荷が軽減され、作業者の負担も減り、職場環境が整備された。精度も調整の繰り返しにより安定し、生産コストの削減につながり、生産量増加にも対応できる体制を強化した。自動化の優先順位を付けるというノウハウも社内に残った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の自動機を全自動に改造する計画で、事業の流れとの一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
Fitのエアクリーナー部品を製造し、他車種にも使われ月産5万個とあるが、市場動向と自社の強み・弱みの関係は具体的に書かれていない。
課題として生産性2倍、不良1%未満、価格競争力を挙げ、日産850個/人から1,700個/人への倍増という数字で実効性が示されている。
生産性2倍の目標に対し、日産850個/人から1,700個/人へ倍増したと数字で示され、達成の見込みが読み取れる。
自動機メーカーと検討したとあるが、補助事業の遂行体制や人材、事務処理能力についての記述は薄い。
自動車部品の信頼性と価格競争力、類似形状部品への対応が述べられるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は限定的。
開発で手直しが度々起き完成が大幅にずれ込んだこと、4M申請の検討中であることは書かれるが、今後の遂行方法とスケジュールは不明確。
補助金により苦しい資金繰りの中で助かったと記載があるが、金融機関からの資金調達の見込みは書かれていない。
自動車部品の製造で、ホースバンドのスポット溶接自動化は従来取り組めなかったとあるが、分野の普及度や高付加価値化の水準は書かれていない。
中山間地域の企業として安定した雇用を続けるため、雲南市の地場産業活性化に言及しているが、国が補助する積極的理由としては具体性が薄い。
補助金投入額と付加価値の関係は書かれないが、生産性倍増と作業者の負担軽減という効果が数字で示されている。
溶接の全自動化は述べられるが、先端デジタル技術の活用や新ビジネスモデルへの言及はうかがえる程度に留まる。
公開されている事例からは読み取れません。
中山間地域の雇用を守り、魅力ある仕事づくりにつながるとして、地域の雇用面での役割が具体的に述べられている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
類似形状部品の生産依頼があった場合も価格競争で負けない要素となる。引き続き自動化の研究を続けてコストの追求を行う。中山間地域の企業として安定した雇用を続けるため、作業負担の軽減は必須であり、魅力ある仕事づくりにもつながると期待されている。
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分