回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
小田象製粉株式会社
成果製粉歩留まり率を約2倍に向上
| 事業者名 | 小田象製粉株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 倉敷市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1948年 |
同社は岡山を中心に広島・兵庫の製パン業者・製麺業者などに小麦粉と関連製品を供給している。国内の小麦粉消費は伸び悩み、製粉業界全体の業績もほぼ横ばいである。二次加工メーカーからは特徴のある小麦粉への要望が強い。同社はロール粉砕法と分級技術で微粉砕薄力粉「パルティキュール」を販売し、消費者から好評で売上も伸びている。
抱えていた課題
やったこと
気流式粉砕設備を導入し、歩留まり率の向上と新製品の開発を目指した。気流式粉砕法では損傷でんぷん量を増やさずに製粉歩留まり率を約2倍に向上できる。この設備で製造法を確立し、製品の低価格化を図った。平成27年4月にパン用の機能性強力粉「KISA」を発売した。パン作りでしっとりソフトな食感、ボリューム感、ふんわり感の持続、生地の冷凍耐性向上といった特徴を持つ。麺用の開発にも着手した。
新しい製品・サービス:パン用の機能性強力粉「KISA」
気流式粉砕設備の導入により、製粉の歩留まり率が約2倍に向上し、低価格化が可能になった。機能性強力粉「KISA」は販売数が前年のほぼ2倍となり、売上は着実に伸びている。大阪での知名度はまだ低いが、KISAの人気で製パン業者などからの引き合いが増えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ロール粉砕法と分級技術で微粉砕薄力粉を開発し販売してきた経緯があり、その延長で気流式粉砕設備を導入した流れは読み取れる。
消費の伸び悩みの中で二次加工メーカーから特徴ある小麦粉を求める声があると書かれ、外部環境と差別化の方向性は読み取れる。
歩留まり率が低く価格が高いという課題を挙げ、気流式粉砕で歩留まりを約2倍に向上させ低価格化を目指すと具体的に書かれている。
歩留まり率を約2倍に向上させると数字で示され、売上も伸張していると書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がない。
大阪営業所の開設や営業の士気向上は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述は読み取れない。
KISAの特徴として生地のしっとり感やボリューム感、冷凍耐性向上を挙げ、ブーランジェリーや中小製パン業者からの引き合いが増えたと書かれている。
麺用製品の開発に着手する方針はあるが、中長期の遂行スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
機能性強力粉の開発に取り組み、パン用強力粉の製品力が弱い中で差別化を図り、KISAを主力商品に育てる方針が書かれている。
岡山県内の中小製粉業者で同様の取り組みは同社のみと書かれているが、川上・川下への波及や雇用創出などの国が補助する理由は読み取れない。
歩留まり約2倍や売上の伸張が書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
気流式粉砕という新たな粉砕技術の活用はうかがえるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
岡山県倉敷市の地域企業で、中小製粉業者として地域の製パン業・製麺業に供給していると書かれているが、地域経済の牽引は読み取れない。
KISAを当社のNo.1製品に育て、後に続く製品開発にも力を入れる。麺用の開発にも着手している。
営業の士気が高まる中、「KISA」を主力商品に育てるとともに、さらなる展開を
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。