ものづくり補助金平成25年度情報通信業広島県

「リハビリテーションにおける片麻痺の機能回復測定装置」の開発

株式会社システムフレンド

この事例のポイント

  • リハビリの臨床現場では、患者の状態を定量的に評価・測定できる手段が少ない。
  • 弊社が培ってきたKinect for Windowsセンサーを活用したアプリケーション開発技術を用い、片麻痺の機能回復測定装置「鑑AKIRA」を開発した。
  • 臨床現場で使える動作計測機器が実現し、低コストでリハビリ効果を定量的に評価・測定できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社システムフレンド
所在地広島県 広島市
業種情報サービス業
技術分野情報処理
従業員数32人
資本金3,700万円
設立1997年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力リハビリの臨床現場では、患者の状態を定量的に評価・測定できる手段が少ない。
  • コスト・採算定量的に測定できる装置は存在するが価格が高額で、臨床では普及していない。
  • その他リハビリの効果や回復具合が患者に分かりにくく、訓練に対する患者のモチベーション向上が難しい。

やったこと

弊社が培ってきたKinect for Windowsセンサーを活用したアプリケーション開発技術を用い、片麻痺の機能回復測定装置「鑑AKIRA」を開発した。ソフト部分では「上田式片麻痺機能テスト-上肢・下肢」の各機能テストをKinectで測定し、人間の目視による測定と正確性を比較検討して、より正確な測定結果を得るための手法を確立した。ハード部分では、医療機関の現場で測定し患者に結果を示すための操作性などインターフェースの向上と製品デザインの向上を図った。

検査測定片麻痺の機能回復測定装置「鑑AKIRA」

新しい製品・サービス:片麻痺の機能回復測定装置「鑑AKIRA」

事業の効果

臨床現場で使える動作計測機器が実現し、低コストでリハビリ効果を定量的に評価・測定できるようになった。患者はマーカーを貼らずに動作するだけで関節可動域をリアルタイムに測定でき、関節を固定する必要もなくなった。測定者は動作説明や計測の手間が減り、患者の安全管理に集中できるようになった。計測後すぐに帳票を印刷でき、動画や三次元データで結果を視覚的に示せるため、患者のリハビリへの理解とモチベーション向上が期待できる。

今後の展望

将来は、リハビリの回復度合いの測定に加え、術前術後の動作比較やフィットネス、健康体操の効果測定など幅広い動作計測に対応する拡張機能の開発を加速する。健康増進や介護予防への貢献を目指し、患者や高齢者の三次元動作データを蓄積してクラウド連携やAIによる解析に活用する次世代システムの開発も視野に入れている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。