回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
カワソーテクセル株式会社
成果印刷数量 1倍→3倍
| 事業者名 | カワソーテクセル株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 呉市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 接合・実装 |
| 従業員数 | 92人 |
| 資本金 | 6,750万円 |
| 設立 | 1945年 |
創業は1877年で、食器製造から始まり、1979年にセラミックス分野へ進出した。1998年からはろう付(金属接合)製品の製造を行っている。主な取引先は、センサー、電気自動車部品、X線透過窓の分野である。
抱えていた課題
やったこと
当社が独自に開発した融解チタンメタライズ法のチタンベースの金属ペーストを元に、自動でスクリーン印刷できるペーストの条件出しを行った。バインダーの添加量、ムラなくきれいな焼き色になる最適塗布厚、印刷作業性を検証した。印刷機メーカーと仕様を検討し、ワークの搬入方法や印刷位置調整方法などを決め、半自動スクリーン印刷機でセラミックスへ量産印刷する技術を開発した。CCDカメラで位置決めしたワークを自動でスクリーン印刷する半自動スクリーン印刷機を導入した。さらに、接合部の外装金めっきについて、脱脂から水洗・乾燥を含む無電解金めっきまでの工程編成を行い、量産前提の工程別作業手順書を作成して内製工程で試作品を完成させた。
| 加工機 | 半自動スクリーン印刷機(CCDカメラ付き) |
|---|---|
| その他 | 外装金めっき処理用の設備 |
新しい製品・サービス:メタライズ用金属ペーストによる量産可能なスクリーン印刷技術、およびろう付後製品の外装金めっき処理技術。
メタライズ層ではチタンが均一に分布し、接合品の耐食性・耐熱性・高気密性の改善につながった。印刷能力は手動の約3倍となり、最終製品の1日の生産量は2倍になった。外装金めっきは量産前提の試作品が完成し、製品化の見通しが立った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1877年の創業から1979年のセラミックス進出、1983年のメタライズ確立、1998年のろう付製品と、一連の事業展開の流れが年表で示されている。
独自開発の融解チタンメタライズ法を基に、市販されていない接合用ペースト印刷の自動化に取り組んでおり、強みの位置づけは読み取れる。
現状は手動で1日数百個しか印刷できないと課題を数字で示し、導入後は印刷数量が手動の約3倍、最終製品の生産量が2倍になったと記載されている。
売上目標として2億円規模や4,000万円規模が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、実現可能性の根拠は薄い。
広島県立総合技術西部工業技術センターとの協力体制や、事業責任者の部長名が示されており、体制の一部は読み取れる。
既存のセンサー・電気自動車部品・X線透過窓市場を対象に、耐食性・耐熱性・高気密性の改善を選ばれる理由として挙げている。
5年以内に3分野の新市場進出を果たすとし、試験採用や試作品の改良を段階として示しているが、課題解決の具体策は詳しくない。
資本金6,750万円、年商226,000万円、従業員92人の数字はあるが、資金調達の見込みや財務状況と補助事業の関係は書かれていない。
接合用金属ペーストの自動スクリーン印刷は市販がなく、耐食性や高気密性を高めた高付加価値の接合品として位置づけられている。
国が補助する理由となる波及効果や雇用創出の記載はなく、新市場進出の方向性がわずかにうかがえる程度である。
生産量が手動の約3倍、最終製品の生産量が2倍と効果は数字で示されているが、補助金額に対する費用対効果は書かれていない。
CCDカメラで位置決めして自動印刷する半自動スクリーン印刷機を導入したと記載されるが、先端的デジタル技術の活用度や業界全体への貢献は不明。
自動車・電子部品などの新市場への進出を目指す記述はあるが、日本経済の構造転換への寄与は明示されていない。
瀬戸市での創業や呉市の広島工場が記載されているが、地域の雇用や経済成長を牽引する効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存のセンサー・電気自動車部品・X線透過窓関連市場で、耐食性・耐熱性・高気密性を改善した接合品として2億円規模の売上を目指し、既存取引先へ営業活動中。製品形状や材料の組み合わせなどの客先要望に対応して改良し、試験採用を経て4,000万円規模の売上を目指す。5年以内に3分野の新市場進出を果たし、2億円規模の売上に向けて取り組む。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
効果:処理時間 60分→5分