ものづくり補助金平成25年度製造業山口県

輸出向け蒟蒻麺製造ラインの開発および国際特許申請

エムテックス有限会社

成果生産能力 1倍(従来機比)→2倍(従来機比)

この事例のポイント

  • 押出工程以外の圧延・冷却・切り出し搬送までの一連の製造ラインが確立しておらず、安定的に商品を供給できる体制が整っていなかった。
  • 平成25年度のやまぐち地域中小企業育成事業助成金で開発済みの押出装置で処理された原料を、連続かつ均一に圧延できる麺圧延機を設計・製作した。
  • 生産能力 1倍(従来機比)→2倍(従来機比)。従来機に比べて約2倍の生産能力を持つ、蒟蒻麺の安定的な製造ラインを確立できた。

事業者のプロフィール

事業者名エムテックス有限会社
所在地山口県 柳井市
業種食料品製造業
従業員数7人
資本金1,000万円
設立2002年

事業の背景

平成14年9月に食品製造販売会社の原田食品から独立した食品の研究開発企業で、地元産の食材やお米を使ったヘルシーな加工食品を手がけている。主力は低カロリーの蒟蒻麺で、同社売上の中心を占める。平成18年に麺の製造ラインを稼働させたが、麺帯の加温や冷却してからの切断など独特の製造ラインが必要だった。食品の安全性や健康志向の高まりを背景に、低カロリー食品への需要が増えている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力押出工程以外の圧延・冷却・切り出し搬送までの一連の製造ラインが確立しておらず、安定的に商品を供給できる体制が整っていなかった。
  • 生産能力同社売上の主力である蒟蒻麺を安定的に供給するには、完成度の高い製造ラインが必要だった。
  • 新製品・新技術製造ラインそのものを販売するため、圧延機と麺切断機の開発が必要だった。

やったこと

平成25年度のやまぐち地域中小企業育成事業助成金で開発済みの押出装置で処理された原料を、連続かつ均一に圧延できる麺圧延機を設計・製作した。あわせて麺切断機を設計・製作し、圧延機と麺切断機の製作を含む製造ラインを開発した。今回の事業では押出工程を除く圧延工程、冷却工程、切り出し・搬送工程までの一連の製造ラインの技術確認を行った。専任の担当者を1名配置して開発を進めた。

新しい製品・サービス:圧延機と麺切断機を含む蒟蒻麺の製造ライン装置(生産ラインそのものの販売用)

事業の効果

  • 生産能力 1倍(従来機比)→2倍(従来機比)

従来機に比べて約2倍の生産能力を持つ、蒟蒻麺の安定的な製造ラインを確立できた。製造コストの低減と安定化により大口受注にも対応できるようになった。圧延における品質のばらつきや切断ロスが5%程度発生したが、取り組みの中で改善して解決した。平成27年の国際食品工業展で製造ライン装置を展示したところ、米国の食品関連企業の社長が来訪するなど、欧米市場への広がりが見込まれている。

今後の展望

欧米の健康意識の高さを背景に、蒟蒻麺の販売と生産ラインの販売による相乗効果で、蒟蒻麺の世界的な広がりを期待している。平成27年9月には東京の高級スーパーでの山口フェアに出展し、本格販売を開始する予定である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。