塑性加工用材料切断機から省エネルギー洗浄装置への一貫ラインの試作開発
切断後の材料を連続して洗浄できるよう、高機能切断機と試作洗浄機を導入し、王崎工場に配備して実験を行った。
効果:洗浄良品率 60%→80%
株式会社ヤマカタプラスチック
| 事業者名 | 株式会社ヤマカタプラスチック |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 周南市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工,製造環境 |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 2007年 |
当社は昭和58年に創業し、アクリル、塩ビ、MCナイロン、ポリアセタールなどの樹脂を材料に、カバーやローラー等の一貫製作を行っている。主な取引先は半導体、医療機器、自動車、プラント関連の機械装置メーカーで、近年は医療機器製造ライン装置の樹脂部品製造にも至った。プラスチック製カバーは製造ラインで主流となっており、特に最終取付部品は短納期対応が強く求められている。
抱えていた課題
やったこと
NCルーター加工機を導入した。NCルーターは大きな板材を広いテーブルに吸着固定し、上部からの回転工具の移動によって目的の形状に切削する機械で、数値制御装置によって正確な位置を測り、求める公差を出すことができる。手加工のように板材をカットすると切断面に亀裂が生じることがなく、ヤスリでの仕上げも不要となり、端面がきれいに仕上がる。従来は大きな板に穴をあける作業員に加えて板を支える作業員が必要だったが、導入後は1人で作業できるようになった。
NCルーター導入により、従来は困難だった短時間・高精度の加工が可能になり、作業時間の短縮、工程の集約、高精度の実現を図ることができた。手作業で生じていた切断面の亀裂がなくなり、端面もきれいに仕上がるためヤスリ仕上げの手間が省けた。大きな板への穴あけも作業員1人で全ての加工ができるようになり、工場内の他の作業にあたる効率も良くなった。これにより短納期かつ高品質での対応が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去の取組として『接着』『曲げ』など昔ながらの技術と3D CAD/CAM、NC加工を組み合わせてきたと書かれ、一貫性はうかがえる。経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
顧客は半導体・医療・自動車で『即日納品』など短納期要求に応えてきたと書かれ、強みは読み取れる。市場動向の分析は書かれていない。
課題は公差加工を外注に頼り納期・コストが課題だったと明記され、NCルーター導入で解決を図る流れが具体的に読み取れる。
付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。作業時間短縮と作業員の削減は書かれているが目標値はない。
従業員数13人、設立年や所在地は書かれているが、補助事業を遂行する人材体制の具体的記述は薄い。
透視性や軽量性などプラスチックの特長と、医療・半導体向けカバーの顧客ニーズが書かれ、選ばれる理由も読み取れる。
今後の展望として鉄道車両や石油化学分野への新規開拓と既存設備との融合が書かれるが、スケジュールは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
プラスチック加工は他社にない稀有な技術と述べられ、高付加価値性はうかがえるが、数値や価格の根拠は示されていない。
鉄道車両や石油化学コンビナートへの新規顧客開拓が書かれるが、地域経済への波及効果は具体的に示されていない。
作業員が二人から一人に減り、作業時間短縮が書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
NCルーターとCAD数値入力による加工は書かれるが、サプライチェーン全体への貢献や新ビジネスモデルの記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
山口県周南市の立地条件を生かす方針が書かれるが、地域の雇用創出や経済成長への言及は薄い。
NCルーター導入を機に、既存のNC制御マシニングセンター、複合NC旋盤、3D CAD/CAMと組み合わせて複雑な形状に対応し、接着や曲げなどの熟練技術と融合させることで、品質向上と作業効率改善を進める。既存顧客からの受注をさらに増やすとともに、立地条件の優位性を生かして鉄道車両関係や石油化学コンビナート関係の新規顧客を増やしていく計画である。
切断後の材料を連続して洗浄できるよう、高機能切断機と試作洗浄機を導入し、王崎工場に配備して実験を行った。
効果:洗浄良品率 60%→80%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。