回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ウッドテック秋富
成果従来のプレス機では数時間かかっていた接着が40~60秒程度で完了
| 事業者名 | 株式会社ウッドテック秋富 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 上田市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 従業員数 | 39人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1993年 |
同社は1902年創業の秋山木工所と1946年創業の富国木工を統合して1993年に設立した木製建具・家具の製造販売会社で、木製建具、オーダー家具、木製サッシを主力としている。住環境に自然素材を取り入れたいというニーズが増え、特に学校や病院などの公共施設で木製建具・家具を導入する動きが活発化していた。木製サッシは1998年に製造を始め、自社ブランド「アキフフェンスター」で国内木製サッシメーカー3指に入る実績がある。
抱えていた課題
やったこと
高周波フラッシュ接着機を導入し、軽量で高品質なフラッシュパネルの製造を強化した。従来のプレス機で数時間かかっていた接着は40~60秒程度で完了し、接着剤の半乾きがなく木の水分を飛ばすため狂いが少ない。速乾性の接着剤も不要になり、作業者の有機溶剤吸入による健康被害も抑えられる。加熱時間、電流値、養生時間を調整してデータの収集を図っている。
| 加工機 | 高周波フラッシュ接着機 |
|---|
新しい製品・サービス:フラッシュパネルを用いたフラッシュ構造の建具や家具
高周波フラッシュ接着機の導入により、芯材に圧迫痕の見られない良質な製品を製造できるようになり、製造時間も大きく短縮された。接着は従来の数時間から40~60秒程度に短縮され、接着剤の半乾きがなく狂いが少ない。速乾性接着剤が不要になり作業者の健康被害も抑えられた。教育・保育施設や公共施設への販路拡大につなげる狙いである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
木製建具・家具の製造を主力とし、フラッシュパネルの製造強化を機器導入の理由としている。過去の取組との連続性は記述が薄い。
公共施設で木製建具・家具の導入が活発化しているという需要動向と、木製サッシ等の自社強みを踏まえた記述がある。
プレス工程の改善による生産性向上と、接着時間40~60秒への短縮が具体的に書かれ、課題と解決策の対応は読み取れる。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。生産時間の短縮は示されるが、目標の数値は読み取れない。
若手技術者の採用・育成や技能五輪入賞者の輩出に触れるが、補助事業の遂行体制の具体は薄い。
フラッシュパネルの軽量・高品質・資源有効活用というメリットと、学校・病院など公共施設での需要が示されている。
スケジュールや課題解決の方法は書かれておらず、機器のデータ収集など一部の方針のみうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
フラッシュ構造の建具・家具は一般的ではないとまでは読めず、速乾接着剤不要など差別化の要素はうかがえる。
公共施設での木材利用促進という社会的ニーズにわずかに触れるが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
製造時間の大幅短縮と圧迫痕のない製品という効果はあるが、投資額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
最先端の設備導入という記述はあるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献の具体は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
信州産の自然素材を使う方針や上田市の企業であることが書かれ、地域資源の活用はうかがえるが、雇用や成長の数値はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
木製サッシ、木製防火戸、遮音木製サッシを今後の主事業にしていく計画である。腐らない木の開発にも取り組んでいる。
木製サッシは本当に良いもの。多くの住宅に使ってもらえるよう、信州産などの自然素材を使い、安く提供したい。この木の完成により、木製サッシメーカーとしてさらなる飛躍を目指しています
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。