回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社ブンシジャパン
| 事業者名 | 株式会社ブンシジャパン |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 周南市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工,製造環境,接合・実装 |
| 従業員数 | 94人 |
| 資本金 | 2,200万円 |
| 設立 | 1982年 |
昭和32年創業の食品業界の総合商社で、包装資材の卸売を主力に、食品容器、包装機械、食品環境衛生支援、ISO取得支援、PCO業務なども扱ってきた。成長拡大の時代が過ぎ、製品が「好み」で選ばれる時代となったため、価格競争に陥らない独自商品の開発を目指した。製造現場に密着して聞き取った悩みをもとに市場調査を行い、特許を取得したベルト除菌洗浄装置「アンベル」を開発した。
抱えていた課題
やったこと
食品製造ラインのコンベアベルトを自動で除菌洗浄するアンベルについて、選択仕様を拡大した3機種のデモ用試作機を開発した。1つ目は、スライサー専用だった仕様を水洗浄を行う畜産・水産加工にも対応できる防水・コンパクトタイプ(防水Sタイプ)に変更した。2つ目は、コンベアが短く装置を設置しにくい直巻きむすびライン向けに、コンベアと一体化したタイプとした。3つ目は、シュークリームラインなど幅の広いベルトにも対応するタイプとした。これらのデモ機を貸出しや展示会で多様な顧客に評価してもらい、導入を目指した。
| その他 | アンベル デモ用試作機(3機種) |
|---|
新しい製品・サービス:ベルト除菌洗浄装置「アンベル」の選択仕様を拡大した3機種(防水Sタイプ、コンベア一体タイプ、幅広ベルト対応タイプ)のデモ用試作機
3機種のデモ機を各食品製造工場に設置することで、実稼働上の問題点を抽出し、その対策を検討できるようになった。デモ機の貸出しや展示を通じて全国での認知度が向上し、既存事業と組み合わせた総合サポートの道が開けた。アンベルは製造中に清掃でき、生産性と品質の向上が見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の卸売・食品環境衛生支援から自社開発へ進んだ経緯が書かれ、食品製造現場の課題を起点に開発した流れが読み取れる。
特許取得(平成26年6月20日)や、おむすび・スライサー等の現場課題に対応する3機種展開から、競争優位の根拠が具体的に読み取れる。
スライサーの菌数103や生産ロス、おむすびラインの清掃による作業能率低下など課題が具体的に示され、解決策の方向も明確。
5年間で市場の1割にあたる合計250台の販売計画と市場推定2,500台が示され、目標値は具体的だが付加価値・賃上げ目標は書かれていない。
従業員94人や展示会出展の記載はあるが、補助事業を遂行する体制や人材配置の具体的な説明は読み取れない。
ターゲットを食肉・水産加工、おむすび、調理パン等に絞り、ラインごとの課題と選ばれる理由(品質管理・清掃不要)が整理されている。
運転テストの早期実施、FOOMA出展、営業活動など販路計画の流れはあるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ベルト除菌洗浄は従来なかった技術で特許取得済みとされ、認知度の低い新分野であることが具体的に読み取れる。
食品の安全・安心や生産性向上への言及はあるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は明示されていない。
生産ロス削減や作業能率向上が期待されると書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
食品製造ラインへの洗浄技術の導入は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は読み取れない。
食品製造の生産性向上という分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
試作した3機種のアンベルの市場は全国で合計2,500台と推定し、当初の5年間で1割にあたる250台の販売計画を立てている。運転消耗品の販売も含め、アンベル関連事業は経営の柱の一つに成長することが期待される。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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