新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
馬居化成工業株式会社
| 事業者名 | 馬居化成工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 鳴門市 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | 複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 54人 |
| 資本金 | 3,500万円 |
| 設立 | 1944年 |
当社は昭和19年設立の無機化学製品製造会社で、長年の実績がある。高度成長期に建設された構造物の老朽化に伴い劣化防止対策が問題となっている。当社は無機系表面含浸剤の事業化の可能性は高いと判断した。
抱えていた課題
やったこと
失われたカルシウムを補うための補助剤の開発を計画し、様々な検証を実施した。補助剤の処方検討としてpH調整や添加剤等を検討した。補助剤と珪酸塩系表面含浸剤との反応実験を行い、岐阜大学工学部に委託して補助剤の効果を検証した。小規模試作を実施し、拡大試作用の設備を導入した。SEMとEDSを新規導入し分析器による解析を行った。
| 検査測定 | SEM |
|---|---|
| 検査測定 | EDS |
新しい製品・サービス:コンクリート構造物の劣化防止のための無機系表面含浸剤(カルシウム補助剤)。少量の薬剤を塗るだけの簡単な方法で施工でき、国土交通省の新技術(NETIS登録番号SK-160004-A)に登録された。
各検証の結果、透水抑制、中性化抑制、防錆効果が実証できた。少量の薬剤を塗るだけで施工できる簡単な方法で、コンクリート構造物の劣化防止対策に適している。徳島県内で自社ブランドとして販売し、県内での工事実績を積み重ねた後に全国展開する計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
珪酸塩系含浸剤を徳島県内で初めて製造・販売し、NETIS登録した経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
県内での自社ブランド販売と県内実績を積んで全国展開する方針はあるが、市場動向や競合に対する強み・弱みの記述は見当たらない。
中性化・風化・溶脱によるカルシウム減少という課題を示し、補助剤でその補填を図る解決策が書かれている。高付加価値化の数値は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員54人の会社で、大学への委託や分析器導入はあるが、補助事業を遂行する人材・体制の具体的記述は少ない。
少量塗布で施工が簡単という製品特長と、県内建設業者への販売計画が書かれている。ニーズの裏付けは薄い。
県内で工事実績を積んでから全国展開する段階的計画が示され、検証の流れも書かれている。スケジュールの具体性は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
珪酸塩系表面含浸剤を徳島県内で初めて扱うと記載され、地域での新規性はうかがえる。全国的な普及度は書かれていない。
高度成長期に建設された構造物が建設後50年を迎え老朽化していると書かれ、社会インフラの維持という公的意義はうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
NETIS登録や大学との検証はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述は乏しい。
老朽インフラの劣化防止という分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
徳島県内での販売と県内建設業者への展開が書かれ、地域性はうかがえるが、雇用や経済成長への数値的記述はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
徳島県内で自社ブランドによる販売を計画し、県内の建設業者・工事業者への工事実績を積み重ねた段階で全国展開したい。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%