シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
甲南化工株式会社
| 事業者名 | 甲南化工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 高槻市 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | 発酵 |
| 従業員数 | 63人 |
| 資本金 | 2,700万円 |
| 設立 | 1948年 |
同社は沖縄県工業技術センターと共同で、沖縄県内の微生物を収集し、その中から還元能力の高いものを選抜する研究を進めてきた。沖縄の伝統的な天然藍染では、染液中の微生物に着目すると、これまで収集した微生物のうち、染色に作用する微生物と同じ能力を持つ別の微生物を選抜できれば、より安定的な染色が実現できると考えた。一般的な藍染は化学薬品を使う合成インディゴが普及している。
抱えていた課題
やったこと
藍染液に必要な還元微生物を沖縄県内の藍染液から分離し、還元性能を比較して選抜した。選抜した菌株は藍染液と同程度の強アルカリ条件で良好に生育することが分かった。この菌株を培養して微生物製剤を開発した。また、染色装置の開発では、温度、pH、微生物の栄養源の加え方などについてデータを取り、最適な運転条件を調整しながら試験機を完成させた。
新しい製品・サービス:藍染液を素早く強力に育てる微生物製剤および微生物藍染用の染色装置
開発した微生物製剤を使うと、天然の微生物による独特の色合いや環境に優しいといった微生物藍染の特長を損なわず、素早く強力な藍染液を育てることができる。これにより安定した藍染が可能になり、製剤を商品として販売する。染色装置は導入を希望する企業などにテスト機として提供し、より大規模なシステムの要望には同社が設置してコンサルタント的なサービスを提供する。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
沖縄の微生物を収集し選抜する研究を継続してきたことが書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
天然藍の微生物や泥藍の独特な色合い、環境に優しい点が強みとしてうかがえるが、市場や顧客動向の記述はない。
藍染液の色の安定化という課題認識は書かれているが、高付加価値化や成長につながる事業計画の具体性は薄い。
高付加価値の創出や賃上げの目標値は書かれておらず、実現可能性を判断できる数字がない。
沖縄県工業技術センターとの共同研究や沖縄ラボの存在から体制はうかがえるが、人材や事務処理能力の記述は薄い。
素早く強力な藍染液を育てられる点、天然微生物による独特の色合いや環境への配慮が製品価値として具体的に書かれている。
試験機完成後に導入企業へテスト機を提供し、大規模システムは同社が設計するという方針は書かれるが、スケジュールは不明。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
合成インディゴが普及する中で、天然微生物を使った藍染製剤という一般的でない高付加価値の取組として書かれている。
伝統的な沖縄の天然藍染の継承や環境配慮がうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述はない。
染色の安定化や時間短縮の効果がうかがえるが、投入額に対する付加価値増加などの数値はない。
微生物を活用した染色装置の開発は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明記されていない。
公開情報では判断できません。
沖縄の地域の伝統的な天然藍染に関わり、沖縄県内の微生物を活用している点で地域特性はうかがえるが、雇用や成長への言及は薄い。
導入を希望する企業や団体などにテスト機として試験機を提供するとともに、より大規模なシステムの要望があれば同社が設置し、コンサルタント的なサービスを提供していく。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
トランケーション総形電着砥石の技術を開発するため、デジタルマイクロスコープを導入した。