部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
共立電気計器株式会社
| 事業者名 | 共立電気計器株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 目黒区 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 200人 |
| 資本金 | 4,200万円 |
| 設立 | 1950年 |
昭和15年に個人創業した共立電気研究所を前身とし、電気計器製造一筋76年の実績を持つ。クランプメータは国際市場で年間約250億円規模とされ、かつては約8割のシェアを誇った。しかし円高の進展により、アジア新興国の低コスト商品にシェアを奪われ、現在は約5%程度まで低下している。
抱えていた課題
やったこと
クランプメータの自動化対応モデルを試作した。電源は電池の代わりに直流安定化電源を用い、検査時に必要な電池相当の電気特性を与える。測定コードの着脱は、電圧・抵抗測定用の端子を製品下部に配置しエアシリンダーで行う。ロータリースイッチは、つまみに横方向からテンションを加えてステッピングモーターで回転させ、ホームポジションは機械的スイッチで検出する。電流測定用クランプのコア部分はエアシリンダーで開閉させ、開閉に同期して本体またはコイルのいずれかも移動させる設計とした。また、画像処理用カメラで測定器の表示を読み取り、標準信号発生器とパソコンで制御してデータ化する仕組みを導入した。
| 検査測定 | 画像処理システム(画像処理用カメラ) |
|---|---|
| 検査測定 | 標準信号発生器 |
| 検査測定 | 直流安定化電源 |
| ロボット | 自動挿入機 |
| ロボット | 自動加締機 |
| ロボット | 自動コアーアッセンブリー機 |
| ロボット | ステッピングモーター付きロータリースイッチ駆動機構 |
新しい製品・サービス:デジタルクランプメータ「KEW2117R」。IEC61010-1等に準拠した安全設計で、歪んだ波形にも正確に対応する実効値測定が可能。最大測定電流はAC1000A、最小分解能は0.01A、活線チェックが可能なNCV機能を搭載。画像処理によるローコスト商品として市販された。
画像処理による読み取りとデジタルデータ化により、測定値読み取りと調整検査を自動化し、製造コストの引き下げを見込む。検査データを品質管理に活用して信頼性を高め、国際競争力の向上を図る。新商品KEW2117Rが市販され、今後は大口OEM顧客の受注獲得による販売数量増加を目指す。自動化の経費や人件費の削減、生産効率の向上も継続して進める計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業76年の電気計器製造一筋の実績と、約40年前に8割シェアを持っていた経緯が書かれ、一貫性はうかがえる。経営戦略上の位置付けは明示されていない。
アジア新興国に国際シェアを奪われ現在5%程度とする外部環境と、RMS演算など技術力の強みが具体的に書かれている。
中国・台湾等との価格競争という課題を示し、画像処理による自動化でローコスト化する計画が書かれている。
ローコスト化や販売数量増加を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの目標数値は書かれていない。
技術顧問や開発センターの担当者は記載があるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は薄い。
省エネ向けに電流・電力を簡便測定できる製品特徴と、ローコストで国際競争力を持つ顧客ターゲットが示されている。
試作から商品化、順次他機種へ応用する計画は示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
国際クランプメータ市場は年間約250億円規模とあるが、同分野で高価格化を図る記述は薄い。
国内の雇用創出や波及効果への言及は薄く、国が補助する積極的理由は読み取りにくい。
人件費削減やローコスト化の効果は述べられるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
画像処理やロボット導入による自動化は示されるが、地域やサプライチェーンへの貢献は限定的にしか書かれていない。
自動化による生産プロセス強化は示されるが、成長分野への進出や構造転換に資する記述は薄い。
愛媛工場での製造など地域拠点はうかがえるが、地域特性を活かした成長牽引としての記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
国際マーケットのシェア奪回に向けて、ローコスト化を活かした価格競争力で大口OEM顧客の受注獲得を目指す。画像処理を用いた生産ラインを、今後は電気計器全般に応用していく計画である。
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。