新たな加工方法による「原板パネルの製作」と、それを活用した「新商品の開発」を間伐材で
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
株式会社愛媛海産
| 事業者名 | 株式会社愛媛海産 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 今治市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1979年 |
創業以来、水産加工食品の分野で冷凍流通する商品を製造してきた。冷凍流通で消費者まで販売する販路は多くなく、遠方まで営業して販路を求めていた。冷凍食品は流通コストや保管コストが高く、顧客からの要望も多かったため、常温で流通する商品の新規開発に取り組むこととした。
抱えていた課題
やったこと
高温高圧調理殺菌装置を導入し、当社の得意な地元の農水畜産品を使用した新規商品を製造開発した。この装置で食品加工する際に温度と圧力を制御・調整する技術を確立した。高温で加圧するだけでは味・風味・食感が損なわれるため、素材や料理ごとに温度と圧力の最適点や加圧時間を調理環境実験で調査した。その結果、同業他社にはない常温で日持ちする商品の開発が可能となった。
新しい製品・サービス:瀬戸内海産の魚介類を使った地中海沿岸料理のSETOUCHI BALシリーズ(鯛とドライトマトのバジルオリーブ和えなど)と、瀬戸内鯛めし・同めしなどの米飯加工品。
導入した装置で料理ごとに温度・圧力・時間を調べ、食材と調味の組合せを研究開発し、常温で保存できる商品を製品化した。SETOUCHI BALシリーズや米飯加工品が市場に出て、高級スーパー、デパ地下の食品売場、ギフト販売業者などへの販路開拓が進んだ。今後は地元魚から取れる出汁を活かした鍋つゆ・スープ商品を開発し、高齢者向け市場や業務用市場にも販路を広げ、OEM商品にも注力する予定である。
地元農水畜産品を使った新規商品の開発を続け、高圧抽出した地魚の出汁を活かした鍋つゆ・スープを開発する。セレクトショップ、高齢者向け市場、業務用市場へ販路を拡大し、蓄積した製造技術を基にOEM商品の分野にも注力する。
従来チップ原料や合板芯材にしか使われていない国内の杉・檜の間伐材を、高付加価値の板材(原板パネル)に加工する新工法を開発した。
効果:従来工法と新工法の比較で約85%の時間短縮
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
試作開発用に、同条件で試作ができる卓上のシール機を導入し、基本レシピの設計と少量のテスト製造を先行して行った。
効果:調理殺菌時間 30分→7分