新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
亀泉酒造 株式会社
| 事業者名 | 亀泉酒造 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 高知県 土佐市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | バイオ,製造環境 |
| 従業員数 | 3人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1965年 |
明治30年創業の亀泉酒造は、高知県土佐市で日本酒を製造・販売しており、万年の泉「亀泉」として知られる。主力商品は高知県産酵母CEL-24の生酒で、国内外の日本酒愛好家から反響があり出荷数は年々増加している。一方で他の製品は販売数が減少している。和食のユネスコ無形文化遺産登録を背景に海外で和食ブームが高まる一方、国内の日本酒市場は縮小傾向にあり、酒蔵間の競争も激しくなっている。近年は輸入スパークリングワインの量が大幅に増えており、2001年12,400kl、2008年23,000klとなっている。
抱えていた課題
やったこと
発泡性日本酒を醸造する全工程を一貫して行える幅9.4m×奥行23m×高さ5m、面積約216㎡(体積約1080㎥)の大型プレハブ冷蔵庫を設置し、−1℃から20℃まで細かく温度設定できるようにした。原材料を密閉貯蔵でき、タンク内発酵温度を管理できる冷却装置付き耐圧サーマルタンク(500リットルサイズ)とガスフィラー充填機を導入した。あわせて卓上型ベンチキャッパー、ピュピトーレ、手動シャンパンコルカー、デジタル測定エアテスター、単式王冠ヘッドなどを導入した。試作では当初の新酵母AC-91から香りの問題でCEL-24酵母に切り替え、タンク内再発酵法と瓶内再発酵法で発泡性日本酒の試作品を完成させた。
| その他 | 大型プレハブ冷蔵倉庫 |
|---|---|
| その他 | 冷却装置付き耐圧サーマルタンク(500リットル) |
| 加工機 | ガスフィラー充填機 |
| 加工機 | 卓上型ベンチキャッパー |
| その他 | ピュピトーレ |
| 加工機 | 手動シャンパンコルカー |
| 検査測定 | デジタル測定エアテスター |
| 加工機 | 単式王冠ヘッド付き打冠器 |
新しい製品・サービス:高知県産酵母CEL-24を使った発泡性米ワイン「TOSACHAM~土佐シャン~(仮名)」
製品化への道筋がつき、試作品は商品化が可能な状態になった。製造工程を一貫管理できるようになり、発酵不良や破棄による製造ロスを減らして安定した数量を供給できる見込みである。開発は現在も続いており、今後は既存取引先への販売から国内外の市場へ広げ、新規販路の獲得を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
主力のCEL-24生酒の人気と出荷数の増加が書かれ、過去の取組との連続性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
国内酒市場縮小に対し、スパークリングワインの輸入量増加や発泡性日本酒の拡大傾向を捉え、自社の高知県産酵母CEL-24を活かす点が具体的に書かれている。
新製品の販路拡大・売上増加という課題を示し、若年層への消費拡大や海外進出を含む計画が具体的に記載されている。
売上増加を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標数値は書かれていない。
試作を行った経緯や製造工程の検証が書かれるが、従業員3名の体制と事務処理の担い手は具体的に書かれていない。
ターゲットを愛好家や本格志向のワイン・日本酒ファンと明示し、希少性や香り・味わいという選ばれる理由が書かれている。
既存取引先へのアプローチから国内外の市場拡大へ進む段階的な販売計画と、火入れの検討など課題の検証が書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
スパークリングワインの国内輸入量が2001年12,400klから2008年23,000klへ増加し、同分野で高付加価値の希少性を狙う点が数字で示されている。
和食ブームや海外需要の拡大に触れ、若年層の消費拡大への期待も示されるが、地域経済波及や雇用創出の記載は薄い。
発酵不良や製造ロスの削減が書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
温度管理を中心とした製造工程の改善が書かれるが、デジタル技術や新ビジネスモデルの記載は乏しい。
発泡性日本酒という新市場への進出が書かれ、構造転換との関連はわずかにうかがえる。
高知県産酵母と土佐市の湧き水を活かした地域資源の活用が読み取れるが、地域経済成長への効果は具体的ではない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存取引先へ希少性の高い製品として提案し、その後国内外の酒販店やホテルへ販売を展開する。飲み比べや乾杯酒としての提案、ラベルやパッケージのブランディングにも力を入れる。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
洗瓶機JRS-2400SH型を導入し、蔵で使用する約20種の形状の瓶をすべて洗えるようにした。
効果:瓶詰・計量・検品の必要人数 8人→4人