ものづくり補助金平成25年度製造業福岡県

帯鋸目立加工機械の更新による製材機能の向上と新たな事業機会の確保

大川木材事業協同組合

成果帯鋸目立加工機を2台導入した

この事例のポイント

  • 老朽化した帯鋸目立加工機の更新時期が迫っており、事業の質を維持することが課題だった。
  • 帯鋸を研磨する目立加工機を2台導入し、30年ぶりに更新した。
  • 帯鋸目立加工機を2台導入した。更新した加工機は導入直後から従来の機械に置き換わる働きを見せ、帯鋸の固定が安定して加工のムラが減った。

事業者のプロフィール

事業者名大川木材事業協同組合
所在地福岡県 大川市
業種木材・木製品製造業
技術分野精密加工
資本金4,824万円
設立1950年

事業の背景

大川は家具・木工の街として知られ、組合は木材の荷役業務から始め、現在は製材事業、帯鋸目立加工事業、フォークリフト法定点検事業の3事業を展開している。主力の帯鋸目立加工事業は、組合員の木材加工業者が単独では手がけにくい事業である。組合は昭和50年代からこの事業を組合事業として続けてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力老朽化した帯鋸目立加工機の更新時期が迫っており、事業の質を維持することが課題だった。
  • コスト・採算組合員の木材加工業者が単独では設備の導入や維持に大きな負担を負うため、組合として予算を確保する必要があった。

やったこと

帯鋸を研磨する目立加工機を2台導入し、30年ぶりに更新した。加工機は効率が良く安価なものを選び、従来の機械に置き換わるように活躍している。帯鋸を研磨する部分が以前の機械より安定的に固定できるようになった。現場では加工機で約8割をメンテナンスし、残りを職人が手で緻密に仕上げる。大川インテリア振興センターのアドバイスも受けながら、更新の必要性を文面に織り込んで申請した。

加工機帯鋸目立加工機

事業の効果

  • 帯鋸目立加工機を2台導入した
  • 現場では加工機によって約8割をメンテナンスし、残りを職人の手で仕上げる

更新した加工機は導入直後から従来の機械に置き換わる働きを見せ、帯鋸の固定が安定して加工のムラが減った。研磨にかかる時間が短くなった分、職人は仕上げ作業に余裕をもって充てられるようになり、職人の負荷と作業環境の改善につながった。新しい機械を地域にPRした結果、数件の新規ユーザー獲得にもつながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    組合事業として昭和50年代から帯鋸目立加工を展開してきたことは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    組合員の製材機能を支える役割や地域の木材加工業者への貢献はうかがえるが、市場動向や競争優位の記述は見当たらない。

  • 課題の認識と解決3

    老朽化による設備更新の必要性と、単独では予算が確保しにくい課題は具体的に書かれている。ただし解決後の数値目標はない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    研磨時間が短くなったとあるが数値はなく、付加価値の増加や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    組合として事業を運営し、ベテラン職人が存在する体制や大川イン テリア振興センターのアドバイスを受けた点が読み取れる。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    組合員の製材機能の再生や、数件の新規ユーザー獲得につながった点から顧客への価値はうかがえるが、ターゲットの整理は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    導入後の効果は述べられているが、中長期の課題検証や遂行スケジュールの記述は見当たらない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    帯鋸目立加工は特殊な分野だが、一般的な普及度や高付加価値化の水準は事例からは判断できない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用3

    地場産業を陰で支える役割や国産材・地域材の利用拡大、雇用環境の改善への言及があり、地域への波及は読み取れる。

  • 費用対効果2

    作業時間の短縮や加工ムラの減少はあるが、投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は示されていない。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    大川の家具・木工の街の振興を担い、地域の木材加工業者の活動を支える点が書かれているが、成長への寄与は具体性が薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

組合事業として地域事業所に貢献することを大切にし、今後も取り組んでいく。

事業者の声

加工のムラが少なくなった

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。