ものづくり補助金平成25年度卸売業、小売業佐賀県

直営店舗におけるアロマ蒸留体験プログラムとカウンセリングサービスの開発

株式会社中村

この事例のポイント

  • アロマ精油の販路は小売業向けの卸が8割を占め、最終消費者の声が届かない。
  • モデルとなる基本プログラム3種類を開発した。
  • メーカー直営店でしかできないアロマ蒸留体験プログラムと、アロマによる健康増進・自然治癒力を高めるカウンセリングサービスを開発した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社中村
所在地佐賀県 神埼市
業種建築材料、鉱物・金属材料等卸売業
従業員数17人
資本金2,400万円
設立1974年

事業の背景

主たる事業は住宅建材の卸販売である。5年前からアロマ精油、木製雑貨等の製造販売事業の経営革新を推進しており、アロマ精油の事業は順調に成長し、本業を支える柱になりつつある。一方で、アロマ精油の販路は小売業向けの卸が8割を占めている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑アロマ精油の販路は小売業向けの卸が8割を占め、最終消費者の声が届かない。
  • 生産能力アロマ精油の付加価値が低い。

やったこと

モデルとなる基本プログラム3種類を開発した。蒸留器を使った試作を経て、シナリオおよびマニュアルを作成し、プログラムのデモを行った。エッセンシャルオイルがどのように抽出されるのかを体験しながら学習でき、アロマの効果などに興味をもってもらえる内容とした。開発したのは、アロマ蒸留体験プログラム、アロマのカウンセリングサービス、顧客カルテ管理システムの構築とデータベースの導入である。

加工機蒸留器
ソフト顧客カルテ管理システム

新しい製品・サービス:アロマ蒸留体験プログラムおよびアロマのカウンセリングサービス

事業の効果

メーカー直営店でしかできないアロマ蒸留体験プログラムと、アロマによる健康増進・自然治癒力を高めるカウンセリングサービスを開発した。カウンセリングで得た顧客情報をデータベース化し、自社商品の開発やマーケティングに活用できる仕組みを構築した。顧客との密着度が高まり、ダイレクトマーケティングによる売上と直販比率の拡大、地域に愛されるブランドの醸成が見込まれる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    5年前からアロマ精油・木製雑貨の製造販売へ事業革新を進めてきたと書かれ、過去の取組との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    アロマ精油の販路は小売業向け卸が8割で最終消費者の声が届かず付加価値が低いと課題が書かれ、顧客接点の強化を狙う方向はうかがえるが、競争優位の根拠は示されていない。

  • 課題の認識と解決4

    小売卸8割で最終消費者の声が届かず付加価値が低いという課題を挙げ、直営店での体験・カウンセリングと直販比率拡大で付加価値を高める計画が具体的に書かれている。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    直販比率の拡大や付加価値の拡大と書かれるが、数値目標や実現見込みを示す記述は見当たらない。

  • 事業を進める体制2

    試作・シナリオ・マニュアル作成やデモを行ったと書かれるが、人材や事務処理体制の具体的な記述は読み取れない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    アロマ蒸留体験やカウンセリングという製品の内容と、ダイレクトマーケティングへの期待は書かれているが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは薄い。

  • 事業化までの道筋3

    3種類の基本プログラム開発、顧客カルテ管理システムの構築と順序は示されるが、中長期の検証やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    アロマ蒸留体験とカウンセリングを直営店で提供する点は新しさがうかがえるが、市場の普及度や高価格化の数値は示されていない。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    健康寿命の延伸への寄与や店舗スタッフの増員による雇用機会の提供が書かれているが、波及効果の規模は示されていない。

  • 費用対効果2

    付加価値の拡大や売上拡大は挙げられているが、補助金額に対する効果の数値は書かれていない。

  • イノベーションへの貢献3

    顧客情報をデータベース化し商品開発やマーケティングに活用する仕組みはIT活用として書かれているが、サプライチェーンへの貢献は読み取れない。

政策面50%
  • 成長分野への進出2

    健康増進や予防医学の分野へ進出する方向がうかがえるが、日本経済の構造転換との関係は書かれていない。

  • 地域経済への波及3

    佐賀県神埼市での地域ブランドの醸成や、店舗をコミュニティ空間とする構想が書かれているが、地域経済への効果は具体的でない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

アロマの活用方法や知識を普及させ、高齢化社会やストレス社会において顧客の健康増進と健康寿命の延伸に寄与する。店舗スタッフの増員により雇用機会も提供する。

事業者の声

人の役に立つアロマ

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。