ものづくり補助金平成25年度製造業長崎県

新型印刷機導入によるAKERUプロジェクト成功と事業の拡大

株式会社岩嵜紙器

成果用紙走行中のズレをセンサーによるローラースピードの調整で誤差±0.5mm以内に収めることが可能となった。

この事例のポイント

  • これまで対応が難しかった多様な紙質(表面形状のある紙や特殊紙)への印刷ができず、新たな市場を開拓できなかった。
  • 紙の表面形状などに対応できる印刷設備としてFUJI ZEROX社のオンデマンド印刷機COLOR 1000 PRESSを導入し試運転を行った。
  • 用紙走行中のズレをセンサーによるローラースピードの調整で誤差±0.5mm以内に収めることが可能となった。新型印刷機の導入により、表面に段差のある紙や厚紙など多様な紙質への高精度・高画質の印刷と加工が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社岩嵜紙器
所在地長崎県 波佐見町
業種パルプ・紙・紙加工品製造業
技術分野製造環境,表面処理
従業員数63人
資本金1,000万円
設立1971年

事業の背景

株式会社岩寄紙器は紙器(箱)製造を主力とし、これまで長崎県内や近隣県を中心に営業してきた。今後パッケージ市場を拡大するには多種多様な顧客の要望に応える必要があり、近隣のほか福岡や関東、関西などにも未開拓の魅力的な市場があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術これまで対応が難しかった多様な紙質(表面形状のある紙や特殊紙)への印刷ができず、新たな市場を開拓できなかった。
  • 生産能力既存の印刷設備ではエンボス紙など表面に段差がある紙や広い面積の紙に、ムラなく高品質に印刷することが難しかった。

やったこと

紙の表面形状などに対応できる印刷設備としてFUJI ZEROX社のオンデマンド印刷機COLOR 1000 PRESSを導入し試運転を行った。段差のある印刷はフリアトナーの採用で転写不良の抑制に有効であることを確認した。厚紙の連続印刷では温度安定化技術の導入により安定した高画質を維持できた。用紙走行中のズレはセンサーによるローラースピードの調整で誤差を±0.5mm以内に収めることが可能となった。厚紙の折加工ではワレ現象や表面摩耗による剥がれがなく、印刷の定着性にも問題がないことを確認した。

  • 加工機オンデマンド印刷機 COLOR 1000 PRESS

新しい製品・サービス:デザイン力と紙の風合い・耐久性を活かした新カテゴリー「AKERU プロジェクト」の製品。ニット刺繍が楽しめるギフトボックス、布のような柄と手触りのラグ、希少な紙を使用した収納ボックスなどをラインナップしている。

事業の効果

  • 用紙走行中のズレをセンサーによるローラースピードの調整で誤差±0.5mm以内に収めることが可能となった。

新型印刷機の導入により、表面に段差のある紙や厚紙など多様な紙質への高精度・高画質の印刷と加工が可能になった。これにより新たな市場開拓の見込みが立ち、AKERU プロジェクトとして新カテゴリーの製品化に踏み切った。現在はギフトボックスやラグ、収納ボックスなど数種類の商品を販売している。さらに紙器製作のバリエーションが広がり、顧客への提案力や製品化力の向上にも貢献している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。