高精度両頭フライス盤導入による生産能力拡大と顧客ニーズ対応
コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
株式会社岩嵜紙器
成果用紙走行中のズレをセンサーによるローラースピードの調整で誤差±0.5mm以内に収めることが可能となった。
| 事業者名 | 株式会社岩嵜紙器 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 波佐見町 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,表面処理 |
| 従業員数 | 63人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1971年 |
株式会社岩寄紙器は紙器(箱)製造を主力とし、これまで長崎県内や近隣県を中心に営業してきた。今後パッケージ市場を拡大するには多種多様な顧客の要望に応える必要があり、近隣のほか福岡や関東、関西などにも未開拓の魅力的な市場があった。
抱えていた課題
やったこと
紙の表面形状などに対応できる印刷設備としてFUJI ZEROX社のオンデマンド印刷機COLOR 1000 PRESSを導入し試運転を行った。段差のある印刷はフリアトナーの採用で転写不良の抑制に有効であることを確認した。厚紙の連続印刷では温度安定化技術の導入により安定した高画質を維持できた。用紙走行中のズレはセンサーによるローラースピードの調整で誤差を±0.5mm以内に収めることが可能となった。厚紙の折加工ではワレ現象や表面摩耗による剥がれがなく、印刷の定着性にも問題がないことを確認した。
新しい製品・サービス:デザイン力と紙の風合い・耐久性を活かした新カテゴリー「AKERU プロジェクト」の製品。ニット刺繍が楽しめるギフトボックス、布のような柄と手触りのラグ、希少な紙を使用した収納ボックスなどをラインナップしている。
新型印刷機の導入により、表面に段差のある紙や厚紙など多様な紙質への高精度・高画質の印刷と加工が可能になった。これにより新たな市場開拓の見込みが立ち、AKERU プロジェクトとして新カテゴリーの製品化に踏み切った。現在はギフトボックスやラグ、収納ボックスなど数種類の商品を販売している。さらに紙器製作のバリエーションが広がり、顧客への提案力や製品化力の向上にも貢献している。
コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分