南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社高木包装
成果新技術を活用した提案で売上を当初10〜20%程度、本格軌道に乗ってからは30〜50%程度、最終的には80〜100%を目標にしている。
| 事業者名 | 株式会社高木包装 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 葛城市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 90人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1972年 |
段ボール製造業は製造原価に占める原材料費率が非常に高い低付加価値な受注産業で、製品の差別化も困難である。規模の経済性を追求した合併・提携などの再編で大手による寡占化が進み、価格競争が激化している。段ボールケースを単なる運ぶための箱とみるだけでは大手の価格競争に耐えられないため、デザイン性のある商品でイメージ的な付加価値を高める必要があった。
抱えていた課題
やったこと
LED-UV硬化フラットベッドインクジェットプリンタを導入し、段ボールに直接リアルなプリントができるようにした。これにより別の紙に印刷して接着する工程がなくなり、プリントしてカットするだけの効率化を実現した。既存の段ボール製造技術と組み合わせ、夢のあるデザイン段ボール製品を開発した。プリンタ導入に伴い、工場内の動線確保のための工場拡大も検討している。
| 加工機 | LED-UV硬化フラットベッドインクジェットプリンタ |
|---|
新しい製品・サービス:段ボールに直接印刷するデザイン段ボール製品(オリジナルデザインパッケージ、ラップアラウンドケース、什器やパネルなど)
段ボールに直接リアルで美しい印刷ができるようになり、デザイン性の高いパッケージを提案できるようになった。接着工程がなくなり作業工程が短縮され、小口・小ロットにも対応できるようになった。この実績が顧客や市場に評価され、新規受注や新製品の販売・提案につながっている。地元ブランドのパッケージや什器なども手がけ、地域のブランドづくりにも貢献している。従来製法と比べてビジュアルなプレゼンテーションと製造工程の短縮が見込まれ、大学や行政、教育機関など新たな顧客開拓につながると期待している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の段ボール製造技術とデザイン室を活かし、デザイン段ボール製品へ広げる方向性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。
大手との価格競争激化と付加価値による差別化の必要性が書かれ、近畿圏最大規模との記述もあるが、競争優位の根拠は限定的。
接着工程の時間ロスと接合部劣化という課題を明示し、プリンタ導入で工程短縮と小口対応につなげる構図が具体的に書かれている。
売上比率を当初10〜20%、本格化後30〜50%、最終80〜100%とする目標はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
社員の主体性や幸せなチーム作りへの言及はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述はない。
リアルな描写、ずれ・剥離の解消、新規受注や地元ブランド什器の実績など、顧客への価値と選ばれる理由が整理されている。
工場拡大の検討や今後の売上比率目標は示されるが、スケジュールや課題解決の具体的な手順は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
段ボールの差別化やデザイン性の高い製品を目指す点はうかがえるが、高水準の高価格化を示す数字は書かれていない。
地域ブランドや地元百貨店・酒蔵への支援など地域貢献がうかがえるが、国が補助する積極的理由は書かれていない。
工程短縮や小口対応は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
LED-UV硬化フラットベッドプリンタの導入で段ボールへの直接印刷を実現し、工程を変える点は読み取れるが、サプライチェーン全体への波及は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
地元ブランドのパッケージ支援や地域社会への貢献が書かれ、地域の特性を活かした事業であることがうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新技術を活用した提案で売上を当初10〜20%程度、本格軌道に乗ってからは30〜50%程度、最終的には80〜100%を目標にしている。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
UVインクジェットプリンター、寸法測定器、色差測定器等を導入し、機器メーカーの協力のもと機器使用技術を習得した。