ものづくり補助金平成25年度製造業熊本県

産業用インクジェットプリンタ用インク(素材)開発の為の評価装置の試作・開発

株式会社プレシード

この事例のポイント

  • 産業用インクジェットはインクの種類やヘッドの形状によって様々な調整が必要で、インクジェット技術が追いついておらず、実際の工程で使うにはハードルがある。
  • 以前紙向けに培った技術とノウハウを応用し、産業用インクジェットプリンタ用インク開発のための評価装置を試作・開発した。
  • 事業後、評価装置を販売できる状態にするため、個別の客先仕様の抽出と外装デザインを行い、「PREIS TYPE-X」として商品化し販売を始めた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社プレシード
所在地熊本県 益城町
業種生産用機械器具製造業
技術分野機械制御,立体造形
従業員数92人
資本金1.99億円
設立1989年

事業の背景

当社はもともとスリットコーターという薬液を隙間から吐出して膜を作る成膜装置を製造販売していた。成膜しない部分をマスクする必要があったため、インクジェットで必要な部分だけに薬液を吐出する技術に着目し、インクジェットコーターを製造販売し、産業用インクジェット装置を開発した。近年はナノペーストなど産業用に使えるインクの開発が進み、産業用インクジェットへの期待が高まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術産業用インクジェットはインクの種類やヘッドの形状によって様々な調整が必要で、インクジェット技術が追いついておらず、実際の工程で使うにはハードルがある。
  • 品質・精度ヘッドのどの部分が吐出性能に影響するか、ヘッドの構造上のばらつきが吐出性能にどう影響するか、インクがヘッドに適合するかを判断できる評価手段が必要だった。

やったこと

以前紙向けに培った技術とノウハウを応用し、産業用インクジェットプリンタ用インク開発のための評価装置を試作・開発した。装置には吐出スピードや粘度などの評価項目を設定し、吐出できるかの判定を行えるようにした。導入した液滴観測装置を組み込み、画像から液の飛翔状態を算定できるようにした。この事業により、数種類のインク液について一定の評価ができるようになった。

新しい製品・サービス:PREIS TYPE-X

事業の効果

事業後、評価装置を販売できる状態にするため、個別の客先仕様の抽出と外装デザインを行い、「PREIS TYPE-X」として商品化し販売を始めた。展示会にも出展している。インクメーカーやウエハー・基板関連メーカーから同装置を使った吐出依頼もあり、技術的には過渡期にあるものの、インクとメディアの開発が進めば装置への需要が生まれると見込んでいる。

今後の展望

インクやメディア材料の開発が追いついていない段階だが、インクと機械側の機能が確立されれば、インクジェット評価試験ができる当社の装置に多くの需要が生まれると予想している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。