ものづくり補助金平成24年度東京都

三次元測定機導入での品質管理強化、歩留まり向上、短納期化による製品競争力の強化

宮城精工株式会社

成果出荷前の不良率 2%→0%

この事例のポイント

  • 少量多品種化が進み、部品ごとに専用ゲージを作って行う検査は対応能力が限界に達していた。
  • 高精度CNC三次元座標測定機「XYZAX SVA NEX」(株式会社東京精密製)を導入し、ゲージを使わずに製作途中の寸法を検査できるようにした。
  • 出荷前の不良率 2%→0%。中間工程で加工不良を即時に発見できるようになり、最終段階での不良が大幅に減少した。

事業者のプロフィール

事業者名宮城精工株式会社
所在地東京都 大田区
業種生産用機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数18人
資本金1,000万円
設立1984年

事業の背景

主力製品は半導体製造装置及び工作機械用の基幹部品である。高精度加工が必要な分野で、少量多品種生産が基本となっている。最終製品の多様化やライフサイクルの短期化により設備投資の波の変動が激しくなり、主要顧客の装置メーカーからさらなる少量多品種化と短納期化の要請が強まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力少量多品種化が進み、部品ごとに専用ゲージを作って行う検査は対応能力が限界に達していた。
  • 品質・精度検査は最終の出荷前だけで行っていたため、中間工程の加工不良を最終段階まで発見できず、後工程の作業が無駄になっていた。不良率は約2%だった。
  • 納期・工程中間工程で検査を外注すると検査待ちの時間がロスとなり、その間は生産設備の稼働率も落ちていた。
  • 集客・繁閑顧客からの短納期化の要請が強いのに、検査手法の限界から受注を伸ばせていなかった。

やったこと

高精度CNC三次元座標測定機「XYZAX SVA NEX」(株式会社東京精密製)を導入し、ゲージを使わずに製作途中の寸法を検査できるようにした。これにより中間工程での検査が容易になり、加工不良を即時に発見できるようにした。測定機専用の検査室を設け、温度による膨張・収縮を避けるため通年で一定温度を保ち、部品を検査前に一定時間保管する保管庫も設けた。社内の設備配置を見直して各製造ラインから適切な位置にスペースを確保した。製造部門に専門の人員を配置し、測定機メーカーでの研修や現場での試験運用を通じて運用のノウハウを得た。

  • 検査測定XYZAX SVA NEX高精度CNC三次元座標測定機

事業の効果

  • 出荷前の不良率 2%→0%

中間工程で加工不良を即時に発見できるようになり、最終段階での不良が大幅に減少した。従来は不良が出るたびに再製作していたが、そのコストと時間が大幅に削減された。ゲージの製作や手作業の検査工程が約20%削減され、検査員が他の作業に回れるようになった。検査や出荷準備の時間が短くなり出荷までの時間が大幅に縮まったことで、受注量を拡大できるようになった。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。