多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
宮城精工株式会社
成果出荷前の不良率 2%→0%
| 事業者名 | 宮城精工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 大田区 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1984年 |
主力製品は半導体製造装置及び工作機械用の基幹部品である。高精度加工が必要な分野で、少量多品種生産が基本となっている。最終製品の多様化やライフサイクルの短期化により設備投資の波の変動が激しくなり、主要顧客の装置メーカーからさらなる少量多品種化と短納期化の要請が強まっている。
抱えていた課題
やったこと
高精度CNC三次元座標測定機「XYZAX SVA NEX」(株式会社東京精密製)を導入し、ゲージを使わずに製作途中の寸法を検査できるようにした。これにより中間工程での検査が容易になり、加工不良を即時に発見できるようにした。測定機専用の検査室を設け、温度による膨張・収縮を避けるため通年で一定温度を保ち、部品を検査前に一定時間保管する保管庫も設けた。社内の設備配置を見直して各製造ラインから適切な位置にスペースを確保した。製造部門に専門の人員を配置し、測定機メーカーでの研修や現場での試験運用を通じて運用のノウハウを得た。
中間工程で加工不良を即時に発見できるようになり、最終段階での不良が大幅に減少した。従来は不良が出るたびに再製作していたが、そのコストと時間が大幅に削減された。ゲージの製作や手作業の検査工程が約20%削減され、検査員が他の作業に回れるようになった。検査や出荷準備の時間が短くなり出荷までの時間が大幅に縮まったことで、受注量を拡大できるようになった。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
医療用人工股関節のボールとライナーに使うコバルトクロムモリブデン合金(コバリオン)の丸棒から球状に加工した。
効果:真球度(ボール) 70μm→5.1μm
内面研削工程に、従来の内径研磨盤に代えてNC内面研削盤を導入した。
効果:加工時間 48秒/本→40秒/本