ものづくり補助金平成25年度製造業大分県

遊具用オリジナル締結具の製造技術開発と子供用組立遊具の開発・拡販

後藤体器株式会社

成果切削加工の約1/10以下で製造できる低コストを実現

この事例のポイント

  • 遊具に安全性が高く低コストの締結具がなく、組立式の子供用遊具を量産できる体制が課題だった。
  • 複数のプラスチック成形メーカーの技術陣と専用金型を用いてボルト・ナット締結具の開発・試作を行った。
  • 切削加工の約1/10以下で製造できる低コストを実現。安全性が高く低コストの遊具用オリジナル締結具を開発し、組立式複合遊具「ジョイントパーク・パオ」の商品化につながった。

事業者のプロフィール

事業者名後藤体器株式会社
所在地大分県 大分市
業種その他の製造業
技術分野精密加工,立体造形
従業員数18人
資本金1,000万円
設立1960年

事業の背景

同社は公園や学校の遊具を企画・設計から製造・施工まで一貫して手がけ、安全性とデザイン性で県内外から高い評価を得ている。今回の補助事業は、幼児を含む子供用遊具の市場規模拡大を見込み、従来にない組立式の室内用複合遊具を開発して経営基盤の強化を図るものである。保育園・幼稚園等は国内に約3,700カ所あり、その市場規模は年間販売額約50億円とされ、少子化対策等により約100億円まで膨らむ予想もある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術遊具に安全性が高く低コストの締結具がなく、組立式の子供用遊具を量産できる体制が課題だった。

やったこと

複数のプラスチック成形メーカーの技術陣と専用金型を用いてボルト・ナット締結具の開発・試作を行った。その結果、強度・寸法・形状・嵌合性の品質基準を満たし、切削加工の約1/10以下で製造できる専用締結具の開発に成功した。子供が自在に組み立てられるよう、ボルト・ナットの着脱を容易にする専用スパナも同時に開発した。この締結具を使い、未就学児向けの組立式複合遊具「ジョイントパーク・パオ」を開発・商品化した。大分市内の保育園約20カ所、幼稚園約30カ所でヒアリング調査を行い、現場の意見を反映させた。

新しい製品・サービス:未就学児向け組立式複合遊具「ジョイントパーク・パオ」および3歳児未満向けの「ジョイントパーク・ベビーパオ」

事業の効果

  • 切削加工の約1/10以下で製造できる低コストを実現

安全性が高く低コストの遊具用オリジナル締結具を開発し、組立式複合遊具「ジョイントパーク・パオ」の商品化につながった。締結具の製造コストは切削加工の約1/10以下に抑えられた。同製品は保育現場の意見を反映し、新たな販路開拓への期待が持たれている。また、高齢者向けの機能改善用健康器具への発展も考えられている。

今後の展望

ベビーパオの同時リリースや高齢者向け健康器具への発展も含め、新たな市場開拓への期待が大きい。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。