ものづくり補助金平成25年度製造業大分県

自動機導入による名札表示面・カードケースの品質向上および国内での生産体制の構築

株式会社大阪クリップ

成果納期 75日→15日

この事例のポイント

  • 大量注文に対応できる生産体制の構築が欠かせなかった。
  • ものづくり補助金を活用し、庄内工場に高周波ウェルダーカードケース用自動機を導入した。
  • 納期 75日→15日。生産数量は手作業時代の約6倍に高まり、1日最大1万8000枚を製造できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社大阪クリップ
所在地大分県 大分県由布市
業種その他の製造業
技術分野立体造形
従業員数200人
資本金3,900万円
設立1951年

事業の背景

大阪フクリップは事務用クリップを中心に、コンパスや箱入れ、書類入れなど児童からオフィス向けまで扱う文具メーカーである。近年は自立するペンケースなどのヒット商品もあった。約10年前から大手通販会社との取引を開始し、通販やネット販売の取引量が増加して販売枚数が年々増えた。国内の人手不足や人件費の問題から中国・天津市にも進出している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力大量注文に対応できる生産体制の構築が欠かせなかった。
  • 納期・工程品切れを起こさない短納期の確立が必要だった。
  • コスト・採算生産を中国の工場から検品のため大分へ輸送しており、輸送時間のロスが生じていた。

やったこと

ものづくり補助金を活用し、庄内工場に高周波ウェルダーカードケース用自動機を導入した。この機械はシートとシートを重ねて溶着する装置で、フィルムを破損させずに設定した寸法通りに加工できる。溶着精度が低くなりそうな場合には自動で補正する機能がある。導入後は1時間あたり2000枚を生産でき、1日最大1万8000枚を製造できた。これは手作業時代の約6倍の数値である。

  • 加工機高周波ウェルダーカードケース用自動機

事業の効果

  • 納期 75日→15日

生産数量は手作業時代の約6倍に高まり、1日最大1万8000枚を製造できるようになった。国内の工場で一貫生産できるようになったことで輸送時間のロスがなくなり、納期は以前の5分の1まで短縮された。原材料や人件費、検品運賃などを含めて経費は6.4%減となった。溶着の自動補正により高い品質を保ちつつ、人数は減少した。

今後の展望

同社の名札カードケースの多くはグリーン購入法に認定されており、その優位性を生かして官庁などから引き続き受注増加を見込んでいる。営業力を強化してさらなる受注増を目指す。また溶着後のフィルム切断工程まで自動化できないか検討している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。