ものづくり補助金平成25年度建設業大分県

消費者ニーズに応える為の藁綯い(ない)機の改良 及び 製造環境の構築

有限会社安部組

この事例のポイント

  • 三つ綯りに仕上げるには既存の綯い機では不具合が多く、注連縄に必要な膨らみを上手く表現できず、継ぎ足し部分も不自然な形状になってしまう。
  • 機械設計事務所の協力を得て、三つ綯りが可能な注連縄綯い機を新たに発注し、ものづくり補助金を充当して理想的な新規設備を開発した。
  • 新たな綯い機により、製造工程が簡素化され、製品の安定化と量産化に大きく貢献した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社安部組
所在地大分県 国東町
業種総合工事業
技術分野製造環境
従業員数8人
資本金1,500万円
設立1982年

事業の背景

公共工事の減少により土木建築業者が業態転換を迫られる中、有限会社安部組は平成18年に経営革新計画の承認を得て農業部門に進出した。平成21年には農業生産法人を設立し、平成24年からは地域文化の継承を担う形で注連縄づくりにも取り組んでいる。注連縄職人の約40年の経験を持つ技能を承継したいという申し出がきっかけとなった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度三つ綯りに仕上げるには既存の綯い機では不具合が多く、注連縄に必要な膨らみを上手く表現できず、継ぎ足し部分も不自然な形状になってしまう。
  • 人手・技能注連縄を綯う作業は熟練を要し、作業者に手の痛みや疲労が生じる。

やったこと

機械設計事務所の協力を得て、三つ綯りが可能な注連縄綯い機を新たに発注し、ものづくり補助金を充当して理想的な新規設備を開発した。同時に乾燥機を導入し、1年間を通じて藁を保管できる貯蔵庫も設置して、高品質の注連縄を作るための生産体制を整えた。機械は様々な大きさの注連縄に対応できるよう設計され、軽量化により移動も容易にした。

新しい製品・サービス:猫ちぐら『にゃどこ』

事業の効果

新たな綯い機により、製造工程が簡素化され、製品の安定化と量産化に大きく貢献した。綯いの継ぎ目が目立たなくなり、注連縄らしい中央部分の膨らみも表現できるようになった。乾燥機と貯蔵庫の導入によりカビの発生を防ぎ、藁独特の匂いや色を伴う品質の良い乾燥藁が確保できるようになった。製造体制の確立により新商品の開発も実現した。

今後の展望

製造環境の確立を基に、猫ちぐら『にゃどこ』の本格的な販売計画を立案中で、新商品の発展も期待される。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。