ものづくり補助金平成25年度製造業大分県

3次元ルータの導入により木製建具、家具の新しい需要を拓く

有限会社高橋木工製作所

この事例のポイント

  • 2次元加工を中心に製造してきたため、3次元加工は時間と精度の面で限界があった。
  • NCルーターを導入し、従来にない3次元形状の木製品を生産する事業に取り組んだ。
  • 3次元ルーターの導入により加工精度が飛躍的に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社高橋木工製作所
所在地大分県 大分市
業種家具・装備品製造業
技術分野立体造形
従業員数5人
資本金300万円
設立1989年

事業の背景

木製家具業界では、伝統技法の指物を用いた家具や建具が現在も多く使われている。住宅の価格決定権は住宅メーカーがほとんど握っており、下請けでは独自の提案がしにくいという事情があった。超低金利で新築住宅やリフォーム市場は活況だが、少子高齢化が目前に迫っており、木工業界全体として早期の対応策が求められていた。同社は平成10年に2次元NCルーターを導入して円形加工が可能になったものの、3Dプリンターなども登場する中で新たな方向への転換を迫られていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力2次元加工を中心に製造してきたため、3次元加工は時間と精度の面で限界があった。
  • 新製品・新技術平面加工だけでは限界があり、他社との差別化も難しかった。

やったこと

NCルーターを導入し、従来にない3次元形状の木製品を生産する事業に取り組んだ。3次元加工により、個々の顧客に合わせたカスタマイズした家具や建具を提供できる体制を整えた。3次元加工では、文字や絵、イラストの掘り込みや浮かし彫りなども施せるようになった。NPO法人日本総合デザインサポート協会の家具デザインコンテストでは、受賞作品を実際の製品として具現化する際にも3次元ルーターを活用している。

新しい製品・サービス:3次元加工を取り入れた新感覚の指物家具・建具

事業の効果

3次元ルーターの導入により加工精度が飛躍的に向上した。バリエーションの広い設計に対応できるようになり、文字や絵の掘り込みなど自在な加工も可能になった。完成品を見た既存取引先からの評価も高く、新規顧客の開拓に役立つと見込まれている。3次元加工で新感覚の商品開発にも挑戦できる体制が整った。

今後の展望

伝統的な指物文化の継承と発展に向けた設備導入であり、時代を見据えた挑戦の成果が期待されている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。