ものづくり補助金平成26年度製造業熊本県

高度化システムCAD/CAMを活用した造形技術の開発

大久保巧芸株式会社

この事例のポイント

  • 店舗からの受注が増え、デザイン性の高い製品や加工形状の複雑化、同一形状の複数依頼が増えたが、繰り返し作業に時間と労力が取られていた。
  • ものづくり補助金を活用し、2次元加工と3次元加工を行える機械「NCルーター CAD/CAM」を導入した。
  • 作業負担が軽減され、納期が短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名大久保巧芸株式会社
所在地熊本県 熊本市北区
業種家具・装備品製造業
技術分野デザイン,立体造形
従業員数9人
資本金1,000万円
設立2004年

事業の背景

当社は家具製作で約70年の歴史を持ち、店舗家具の受注製作を中心に業務を行っている。従業員の平均年齢は29歳と若いが、勤続35年以上の職人を中心に次世代に向けた製品づくりを目指している。家具製造業界は低迷期にあり、新しい機械設備の導入や人員確保が難しい状況だった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力店舗からの受注が増え、デザイン性の高い製品や加工形状の複雑化、同一形状の複数依頼が増えたが、繰り返し作業に時間と労力が取られていた。
  • コスト・採算繰り返しの多い作業にコストと労力がかかり、コスト面の負担が増えていた。
  • 人手・技能新しい機械設備の導入や人員の確保ができず、本来の技能を活かした人員配置ができなくなっていた。
  • 生産能力3次元の曲面を含む形状は外注先に頼むか受注を断らざるを得なかった。

やったこと

ものづくり補助金を活用し、2次元加工と3次元加工を行える機械「NCルーター CAD/CAM」を導入した。この機械により、単純作業や繰り返し工程の割合を減らし、作業負担の軽減と納期短縮を図った。圧縮された時間や労力を仕上げや複雑な加工工程に再配置し、職人の育成を進めている。導入後は3次元の曲面加工を外注から自社生産に切り替えた。

新しい製品・サービス:3次元曲面を含む立体造形による木製のサインパネルや木製看板、アート彫刻

事業の効果

作業負担が軽減され、納期が短縮された。単純作業や繰り返し工程の割合が減り、従業員のモチベーションも向上した。仕上げや複雑な加工に人員を再配置し、品質やデザイン性を高めている。加工図面作成の工程も短縮・省力化され、設計変更にも迅速に対応できるようになった。

今後の展望

今後は高デザインの立体造形に対応するため、3次元加工用のデータを作成できるオペレータを育成し、加工可能な形状を増やす予定である。また、事務所をショールームとして活用し、各ユーザーや取引業者に技術紹介と提案を行う。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。