回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社旭日工芸
| 事業者名 | 有限会社旭日工芸 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 南城市 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2004年 |
当社は一般的な木製の建具家具のほか、デザイン性の高い特注の建具家具など、現場への施工までを一貫して請け負っている。現在は公共工事も受注しており、当社全体の売り上げに占める割合が大きい。団地の靴箱などでは団地全体を受注すると総計100個単位となり、手作りでは追いつかない。これまでも機械化を進め、職人が機械で大量生産できる体制を強化してきた。
抱えていた課題
やったこと
補助金を活用して、パネルソーとNCルーターの2種の機械を導入した。パネルソーは木製の板をまっすぐに切る機械で、家具や建具の部材を直線で正確にカットする。従来あったパネルソーに加えて導入したことで、さらに生産効率が上がった。NCルーターは木材に穴を開けたり曲線状に切ったりする機械で、特に手作業でノミを使って行っていたドアノブなどの穴開け作業を自動化できた。
| 加工機 | パネルソー |
|---|---|
| 加工機 | NCルーター |
機械導入により製造ラインの工程が改善し、パネルソーを加えたことで生産効率がさらに上がった。NCルーターによって穴開けの工程が自動化され、これまで熟練職人が行っていた作業を若手人材が行えるようになった。板を手作業で切る工程で詰まっていたラインも解消に向かい、機械化のメリットは大きい。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
公共事業の受注が中心で、手作りの限界を機械化で補ってきたとあり、機械化の流れは読めるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
公共工事の受注量増加や団地の靴箱で100個単位の受注を示し、市場と自社の強みに基づく特注家具への展開意向が具体的に書かれている。
短期的な機械不足と中長期の若手育成の必要性が課題として挙げられ、解決策として機械化が示されているが、計画の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員11人で熟練職人の機械化と若手育成に取り組むと書かれ、人材面の体制は読めるが事務処理能力の記載はない。
特注家具は置く場所に合わせたサイズで作られ既製品より強度が高いと書かれ、ターゲットと選ばれる理由は一部うかがえる。
DIY向けにカット済み部材を提供する構想や県外展開の提案はあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
オーダーメイドの特注家具や高付加価値の建具の製造販売を目指すと書かれ、高付加価値化の方向性はあるが水準を示す数字はない。
県内の林業者や県外の中小工務店を巻き込む新ビジネスモデルの提案が書かれ、地域波及がわずかにうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
新しいビジネスモデルの提案と県外展開の記載はあるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
沖縄県南城市大里の工場で、林業者と連携した県内外への展開を進めると書かれ、地域の特性を活かす方向はうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後はオーダーメイドの特注家具の分野にも手を広げたいと考えている。県内の林業者や県外の中小工務店を巻き込み、県外への展開を進める新しいビジネスモデルを提案していきたい。DIYで家具を作る人向けに、カット済みの部材を提供することも新しい事業として検討している。
仕事に対して熱心であること
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日
3S活動を発展させた生産革新活動をベースに、自社オリジナルの工程見える化システムを構築した。
効果:工程管理表作成の担当者数 3名→1名