切削加工機械導入による品質・生産効率の向上を通じた独自技術の発展
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
吉野食品有限会社
成果一度の生産量(ガス釜換算) 12釜→20釜
| 事業者名 | 吉野食品有限会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 大分市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 48人 |
| 設立 | 2003年 |
大分県の吉野地区に受け継がれる郷土料理を主力製品「吉野鶏めし」として製造・販売している。大分県内のデパートや大型スーパーで購入でき、設立以降は顧客からの旺盛な需要に支えられ販売を伸ばしてきた。行楽シーズンや正月など行事がある月は生産がピークに達する。
抱えていた課題
やったこと
食品機械メーカー・カジワラ(東京都台東区)の自動加熱撹拌機を2台導入し、ガス釜の代替として使用する。カットした鶏肉とごぼうを機械に投入して炒め、しょうゆベースの調味料と合わせる具材製造用の装置である。熱源はIHと蒸気加熱を組み合わせたハイブリッド構造になっている。以前はガス釜1釜で4升分を生産し、12人で一度に48升分を生産していた。導入機はガス釜に換算して一度に20釜分を生産でき、作業員は4人から2人に減った。
自動加熱撹拌機の導入により一度に生産できる量が大幅に増え、生産性が向上した。作業員が半減し、人手不足への対応が進んだ。受注機会のロスも解消され、賞味期限の長い鶏めしの素や冷凍おにぎりの県外販売拡大が見込める。熱源がガスからIHと蒸気に変わったことで高温多湿の状況が改善し、一度に同じ鍋でまとまった量を生産できるため味の均質化も実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
伝統の吉野鶏めしを主力とし、ガス釜を自動加熱攪拌機に置き換えて生産量を増やす計画が読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
県内デパート・スーパーで販売し行事需要で伸ばしている点と、地元産食材へのこだわりが書かれるが、競争優位の分析は具体的でない。
受注を断らざるを得ない供給量の課題を認識し、12釜の生産量が機械導入で2倍近くになった点まで具体的に書かれ、課題解決に直結している。
1回あたり48井分から機械20釜分で生産量が2倍近くになり、作業員4人を2人に減らす数字が示され、実現性が見込める。
作業員数の変化は書かれるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力についての記述は見当たらない。
保存性の高い鶏めしの素やにぎりを県外へ展開する見込みが書かれ、顧客からの取扱い希望商談も増えている。
今後ごぼうの皮むき機導入計画が示されるのみで、遂行方法やスケジュール、課題解決方法の詳細は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
伝統の郷土料理を扱う点はうかがえるが、同分野で高価格化を図る記述や普及度の数字は示されていない。
郷土料理の伝統継承や地元産食材の利用が書かれ、地域経済への波及がわずかにうかがえる程度である。
機械導入で生産量が2倍近くになり人員が半減したと書かれ、費用対効果の定量的な算出は示されていない。
IHと蒸気を組み合わせたハイブリッド熱源に触れるが、デジタル技術や新ビジネスモデルの活用としての記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
大分県吉野地区の伝統料理を地元産食材で製造し、地域の行事需要に支えられている点が読み取れる。
今後はごぼうの皮むき用機械を導入する計画があり、現場の自動化をさらに進める。
自社製品をしっかり見て理解していただいた上で取引したい
公式の事例集より(原文のまま)
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%