吟醸酒の高品質化、安定生産を可能にする工程設計と試作開発
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社ゼロテクノ
成果I種の比率 20%→30%
| 事業者名 | 株式会社ゼロテクノ |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 大分市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 1.28億円 |
| 設立 | 2001年 |
株式会社ゼロテクノは2001年に大分大学発のベンチャー企業として創業し、石炭火力発電所から出る石炭灰(フライアッシュ)から未燃カーボンを除去して再資源化したコンクリート用混和材「CfFA」を主力製品としている。2010年には豊後大野市に年間約5000トンの生産能力を持つモデル工場を建設した。JIS規格で分級された「CfFA」の単価は1トンあたり、I種が8万円、II種が2万円、IV種が5千円と、ランクによって大きな差がある。
抱えていた課題
やったこと
モデル工場に設置されている微粒子粉末の区分採取装置(分級装置)の加熱改質装置内のハイパーサイクロンについて、ライナー金物内で風力を使って行う区分を改良した。ハイパーサイクロン調整内筒3基を用いて試行錯誤を繰り返し、分級条件を調整した。その結果、I種30%、II種65%、残りを下位の種とする分級に成功した。改良後の「CfFA」はJIS規格に適合することが証明された。
ハイパーサイクロン調整内筒の改良により、最上位のI種の比率が高まり、「CfFA」の区分採取の精度が向上した。JIS規格への適合が証明され、製品の付加価値が大きく高まった。下位の種の混在が減ることで、集積設備や移送装置は微粒子粉末のI種・II種対応装置のみの稼働となり、分級工程の付帯設備費を抑えて事業コストの縮減につながる見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大分大学発ベンチャーとして石炭灰の再資源化を事業目的に据え、モデル工場建設など一貫した取組が事例から読み取れる。
既存の石炭灰混和材の強みや実績(橋梁・砂防ダム等)は書かれるが、市場動向との比較や競争優位の数値は薄い。
IV種・II種への混在により付加価値が低い課題を示し、分級比率を1種30%・II種65%へ改善した具体的な解決策が書かれている。
付加価値の目標値は明示されず、JIS適合や分級比率改善の結果が示されるにとどまる。
社員6人規模と岡田社長の経歴は書かれるが、補助事業の遂行体制の具体的記述は少ない。
CfFAの効果(単位水量削減、長期強度など)と顧客利用実績は書かれ、ニーズや選ばれる理由の一部がうかがえる。
四地区で事業化が進展すると書かれるが、中長期の遂行方法やスケジュールは記載されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
JIS分級で1種が8万円、II種が2万円、IV種が5千円と単価差が示され、高水準の高付加価値化を図る内容が読み取れる。
産業廃棄物の石炭灰をマテリアル化し、CO2削減や地産地消型の低炭素社会に貢献すると具体的に述べられている。
分級工程の付帯設備費軽減による事業コスト縮減の見込みは書かれるが、費用対効果の数値は示されていない。
独自の加熱改質技術による産業廃棄物の再資源化は示されるが、デジタル技術の活用やサプライチェーン連携の記述は薄い。
産業廃棄物を再資源化する環境分野への取組として読み取れるが、日本経済の構造転換への言及は具体性が薄い。
大分県大分市・豊後大野市に立地し、地産地消型の再資源化で地域の産業廃棄物を活用する点が具体的に書かれている。
市販吟醸酒の醸造から瓶詰・貯蔵までの工程に、全国新酒鑑評会出品の大吟醸酒の技術的要件を応用する形で設備を導入した。
株式会社キーエンスの画像寸法測定器IM-6700を導入し、技術担当者から操作方法の訓練を受けた。
効果:測定時間 5分→0.004分
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件