ものづくり補助金平成25年度製造業大分県

産地での一次加工、及び、高度な技術開発による二次加工品の開発事業

髙橋水産株式会社

この事例のポイント

  • 二次加工品の付加価値を高めるには高度な凍結技術と衛生管理技術が欠かせず、それを確立する必要があった。
  • 次世代凍結技術として、磁力、電磁波、冷風を組み合わせた高鮮度維持凍結機(通称プロトン凍結機)を導入した。
  • プロトン凍結により薬品を添加せずに賞味期限を延ばす加工品の製造技術を確立できた。

事業者のプロフィール

事業者名髙橋水産株式会社
所在地大分県 佐伯市
業種食料品製造業
従業員数47人
資本金1,000万円
設立1980年

事業の背景

佐伯市米水津は九州の水産加工品の一大産地である。国が打ち出した「ファストフィッシュ」は、魚離れに歯止めをかけ潜在的な魚食需要を掘り起こす取り組みとして注目されていた。同社は一次加工した鮮魚に高度な二次加工を加えた食材の開発を目指し、資源調達から流通販売までの旧来の仕組みを変える試みにも取り組んできた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術二次加工品の付加価値を高めるには高度な凍結技術と衛生管理技術が欠かせず、それを確立する必要があった。
  • その他海の汚染防止と製造に使う水の質を高めることが求められていた。

やったこと

次世代凍結技術として、磁力、電磁波、冷風を組み合わせた高鮮度維持凍結機(通称プロトン凍結機)を導入した。磁力と電磁波で水の分子を均一に整えて小さく結晶させることで凍結劣化を抑え、解凍時のドリップも少なくした。衛生管理対策として、大分大学の協力を得て量子水発生装置を導入し、地下水にクリーナー装置と量子水を通して分子が小さくまろやかな水を生成し、水産加工品の製造に使用した。この水と新技術を用いて新商品「赤丸寿司」を開発した。刺身に使われない「このしろ」「いわし」「かます」を93枚おろしのフィレにして塩と酢に漬け込み、甘酢で締めたシャリにのせ赤シソを巻いた。これをプロトン凍結して販売する。

新しい製品・サービス:赤丸寿司

事業の効果

プロトン凍結により薬品を添加せずに賞味期限を延ばす加工品の製造技術を確立できた。赤丸寿司は無添加で、ネタもシャリも本来の食感がそのまま残る寿司に仕上がっている。意匠登録も済ませ、店頭に並び始めており、ヒット商品としての兆しが見えつつある。

今後の展望

「チーム九州・山口」の商品ラインナップに赤丸寿司を入れて売り込む計画があり、九州全域にとどまらず首都圏や東アジアまで販路を広げることを意識している。

事業者の声

一次加工した鮮魚に高度な二次加工を加えることで鮮度の高さが保持され、その状態ですぐに調理できる食材

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。