画像式異物除去装置・殺菌機導入による品質向上と販路拡大
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
合資会社藤澤精麥工場
成果導入前は20トンあたり10数粒程度の草の実が検出されていたが、導入後は異物の検出がなくなることを目指す体制とした。
| 事業者名 | 合資会社藤澤精麥工場 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県 臼杵市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 65万円 |
| 設立 | 1927年 |
合資会社藤澤精麦工場は大麦を精麦する大分県内の老舗工場で、味噌用麦の製造を主としている。年間約1200トンの精麦を手がけ、そのうち約700トンを地元の大手味噌メーカーへ納入している。大分県は麦焼酎の出荷量が全国一で麦味噌の需要も高いが、県内で精麦工場を独自に運営しているのは同社だけになっている。近年は食品の異物混入に対する消費者の関心と規制が強まっている。
抱えていた課題
やったこと
納品先の味噌メーカーの要求に応えるため、従来の色彩選別機に代えて高度色彩選別機を導入した。この機械は高性能フルカラーCCDカメラと近赤外カメラで精麦原料を1秒間に60〜100コマ撮影し、デジタル画像処理で不良粒の性状を捉えて異物を判別し確実に除去する。あわせて原料移送の方式を変更し、バケット式搬送エレベーターから吸引式エアー搬送装置3台を導入した。これにより麦の粉や微細な軽量異物も除去できる搬送設備とした。
高度色彩選別機の導入により、味噌メーカーからの受注が再開し、極端に減少していた売上も元に戻った。最先端の選別機で高い品質が保証され、安全・安心な精麦製品を納品できる体制が整った。品質が安定したことでメーカーからの信頼度が高まり、現在の700トンの受注を2割増やせる体制も整った。今後は焼酎用麦の分野への販路拡大も期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の色彩選別機から高度色彩選別機へ更新し、納品先の要求に応える取組として位置付けられている。過去の取組との連続性は読み取れるが具体性は薄い。
県外大手が高度選別機で異物非検出という同業との比較と、全国一の麦需要を背景とする記述がある。強みとしての具体的な数値提示は少ない。
草の実が20トンあたり10数粒検出された課題を示し、高度色彩選別機と吸引式エアー搬送装置3台で解決する計画が具体的に書かれている。
受注を2割アップさせる体制が整ったとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
社員数5名と書かれているのみで、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の具体的記述はない。
取引先の味噌メーカーへの年間約700トン納品や異物混入防止という選ばれる理由が具体的に書かれている。
導入後の受注回復と販路拡大への期待は書かれているが、スケジュールや課題解決方法の詳細は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高度色彩選別機による高い精度の品質保証という記述はあるが、分野の普及度や高価格化の具体的数値は示されていない。
全国一の麦焼酎・味噌需要が大分にあり、食の安全安心の社会的要請に応えるという国が補助する理由がうかがえる。
受注が元に戻ったとあるが、補助金投入額に対する付加価値増加や生産性の数値は示されていない。
高性能フルカラーCCDや近赤外カメラ等のデジタル画像処理の活用はあるが、サプライチェーンへの波及効果の記述は限定的。
公開されている事例からは読み取れません。
大分の全国一の麦焼酎出荷量や地元味噌メーカーとの取引など地域特性を活かす内容が読み取れるが、雇用や地域成長の数値は少ない。
高い品質の確保により受注量が増え、焼酎用麦の分野への販路拡大も期待できる。
画像式異物除去装置と蒸気殺菌機を導入した。
効果:イワシノコバンの混入クレーム件数 14件→7件
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
従来の画像処理用CPU基板とシーケンサーに代えてパソコンを使う産業用PCを搭載し、演算処理を高速化した。
効果:極小黒点粒(約0.1mm)の検出率向上を図る