ものづくり補助金平成25年度建設業宮崎県

3次元温熱シュミレーションソフトの活用による住まいの温熱環境の可視化

アイ・ホーム株式会社

成果新省エネ基準の家では室内が33.2℃になることを示した

この事例のポイント

  • 高断熱・高気密な住宅の性能を消費者にわかりやすく示す手段が不足していた。
  • 地域特性や屋内設備との諸条件を搭載した3次元温熱シミュレーションを導入し、目に見えない温熱エネルギーの使用状況をCG化した。
  • 新省エネ基準の家では室内が33.2℃になることを示した。適正な断熱能力の想定が可能となり、エアコン出力を算定することにより、より良い住まいづくりへの関心を高め、道標を提供でき…

事業者のプロフィール

事業者名アイ・ホーム株式会社
所在地宮崎県 宮崎市
業種総合工事業

事業の背景

地球温暖化対策として省エネなものづくりが求められ、住宅に求められる性能も変化しつつあった。高断熱・高気密な家で消費エネルギーを削減しつつ、快適に暮らせる住まいが求められていた。省エネは暮らしを我慢することではなく、快適さを享受しながら実現できるものでなければならないとされた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術高断熱・高気密な住宅の性能を消費者にわかりやすく示す手段が不足していた。
  • 生産能力住宅購入前後の住まいの快適性を可視化するための仕組みが実現していなかった。

やったこと

地域特性や屋内設備との諸条件を搭載した3次元温熱シミュレーションを導入し、目に見えない温熱エネルギーの使用状況をCG化した。夏場の住宅性能の差による室内温度を、「新省エネ基準」の家では33.2℃、「ネットゼロ基準」の家では25℃と色の変化と数値で示した。7月の晴天時の外気温34℃の場合でも、ネットゼロ基準の家は快適な25℃になることを予測できないか、試験運用を繰り返した。一定の断熱・気密性能を条件に、数種類のエアコンでどの程度の出力が快適になるかをシミュレーションした。

  • ソフト建物熱環境シミュレーションソフト「Off Grid」住宅エネルギー統合マネジメントシステム「ジェームス」

新しい製品・サービス:住宅エネルギー統合マネジメントシステム「ジェームス」

事業の効果

  • 新省エネ基準の家では室内が33.2℃になることを示した
  • ネットゼロ基準の家では室内が25℃になることを示した

適正な断熱能力の想定が可能となり、エアコン出力を算定することにより、より良い住まいづくりへの関心を高め、道標を提供できることが分かった。新たな全館空調工法「マッハシステム」の理解促進にもつながり、従来のパッシブ発想の通風・日当たり重視の家づくりを大きく転換する可能性が示された。工場や施設の空調シミュレーションへの応用や労務環境の改善、消費エネルギー削減の確認にも役立つ見通しである。

今後の展望

温熱環境シミュレーションは他の建築物の予測にも有効で、利用の幅は大きい。消費者自らが住宅の温熱環境をチェックし、省エネへの関心を高める時代を見込んでいる。今後も住まいや人に優しい技術開発を行い、ユーザーに選ばれる企業を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。