溶接ロボットシステム導入による建築構造体加工の高品質・短納期化計画
溶接工程にロボットを導入した。
効果:技術工が行う溶接作業量 100%→30%
原プラント工業株式会社
成果切断速度 1倍→3倍
| 事業者名 | 原プラント工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 周南市 |
| 業種 | 設備工事業 |
| 技術分野 | 精密加工,接合・実装 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 2001年 |
同社はプラント配管の製作・現場施工を主として、発電・ボイラー、化学プラントを対象に事業を行っている。配管製作では鉄、亜鉛、アルミニウム、ステンレス(SUS材)などを用いるが、耐食性に優れたステンレス材を使うケースが多い。ステンレス材も異種金属のコンタミ(異物混入)があると局部電池反応で錆びるため、精密なプラントでは特に嫌われる。
抱えていた課題
やったこと
異種金属の混入を防ぐため、ステンレス配管製作専用の第3工場を設置し、新たな生産ライン一式を整えた。切断機はエアープラズマ切断機(ガス切断に比べて切断速度は3倍、ステンレス材の熱変態を防ぐため必須)、エアーコンプレッサー(溶接機への圧縮空気供給と配管洗浄)、バンドソーを導入した。溶接機はポジショナー、2輪独立回転式のターニングロール、直流パルスTIG溶接機(0.5〜500Hzまでのパルスモードが使用可能)、マイコン制御で電圧とワイヤ送給速度を自動調整する半自動溶接機を導入した。仕上げ用に配管内洗浄のコンプレッサーも設けた。
配管加工ラインが2カ所になり、品質を確保しながら生産能力を倍増できた。顧客の潜在ニーズを掘り起こしたことで説明材料が増え、営業活動をしなくても日本全国からの工事案件の受注が着実に増えている。ステンレス専用化により不良率が下がり歩留まりが向上し、切削工具等も長寿命化して低コスト化にもつながった。第3工場は社員の意識改革と会社全体の成長を後押しするシンボルにもなった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
顧客の潜在ニーズ掘り起こしと品質追求という同社の姿勢を、15年の現場管理経験に基づく取組として一貫して位置づけている。
全国の大手企業からの受注実績とIS09001認証を強みとし、ステンレス専用工場で不良率低減・低コスト化につなげ、競争優位を示している。
鉄鋼材との混入によるもらい錆という課題を認識し、専用ラインの設置で解決する計画で、受注増という成果も示されている。
生産能力を倍増、切断速度は3倍と目標値が示され、第3工場の設置で実現できる根拠も述べられている。
従業員15名の企業で、既存工場の運営経験と全国案件の受注実績があり、遂行体制はある程度確認できる。
ステンレス材の錆や混入リスクという顧客側のニーズを整理し、品質を理由に営業なしで全国から受注が増えていると説明している。
今後の展望は述べられているが、補助事業の遂行スケジュールや中長期の課題検証の記述は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ステンレス専用配管加工ラインは同地域で一般的ではなく、高水準の品質で差別化して高付加価値を狙う内容と読み取れる。
社内の意識改革や会社全体の成長への波及は触れられているが、地域経済や雇用創出への言及は弱い。
生産能力の倍増、不良率低減、工具長寿命化によるコスト削減など、投資に対する効果の説明がある。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
山口県周南市の地域企業が全国の大手企業から受注し、地域の技術力で高付加価値を生む事業と読み取れる。
既存取引先との信頼関係を深めながら新規獲得に努める。日々進化する機器のリサーチを進め、従業員がより働きやすい環境を整える。バイオマス発電など環境保全の新しい価値観にも顧客と共に学びながら取り組み、信用による実績を積み重ねて着実な成長につなげる。
お客様の潜在ニーズを掘り起こし、徹底的に品質を追求する。そこに我々の存在意義があります。
公式の事例集より(原文のまま)
溶接工程にロボットを導入した。
効果:技術工が行う溶接作業量 100%→30%
電磁波シールド用観察システム、高周波測定機、赤外線サーモグラフィー、3Dプリンター、表面抵抗測定機などの機械装置を購入した。
高知県内初となる最新機種のNCオートドリルマシン「DNFⅡ1050」を導入した。
効果:孔明け時間(1部材あたり) 890秒→390秒